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不便をデザインして、コミュニケーションをコンテンツにする

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 夜のライブ配信中に口笛を吹くと「夜に口笛を吹くと蛇が出ますよ」とコメントする人が必ず一人は出てくるのですが、「面白いわけでもないし、話が広がるわけでもないし、それを言って何になるねん(どういう展開を望んでるねん)」と思っているキングコング西野です。 さて。 数日前に投稿した記事で「不便をデザインした方がいいよ」と書かせていただいたのですが、それに対して「もう少し詳しく聞かせて」というリクエストがあったので、今日は『不便をデザインして、コミュニケーションをコンテンツにする』というテーマでお話ししたいと思います。 僕がマーケティングの学校をするのなら、今日の内容は確実にテストに出します。 不便益 日頃、お客さんの満足度を上げようと思って、やみくもに自動化や効率化を目指すスタッフを見つけては、「せっかく脳ミソを搭載しているのだから、使った方がいいよ」と声をかけています。 #なんてイヤミな奴なんだ 彼らの脳内にある「目的」と「手段」をそれぞれ整理すると… 【目的】お客さんを喜ばせる 【手段】便利にする になると思います。 ……まぁ、分からんでもないです。 ただ、全ての場合において「便利にする=お客さんが喜ぶ」が通用するわけではありません。 富士山の頂上まで車でブイーンと行けてしまうと、富士登山の価値はグンと下がります。 「徒歩で登らなきゃいけない」という【不便】が、富士登山というエンタメを生み、富士山周辺の経済をまわしています。 富士登山の場合、「便利にしてもいいライン」は五合目までで、それ以上、便利にしてしまうと全員が不幸になるわけですね。

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