おはようございます。
自分が出ている番組を見返して、自分の(オーバー)リアクションに既視感があるなぁと思ったら、「アンミカさん」だったキングコング西野です。
#アンミカ枠
さて。
いよいよ『映画 えんとつ町のプペル』が封切りとなります。
昨夜24時に開催された『最速上映会』ではスタンディングオベーションがいつまでも鳴りやまず、本当に素晴らしい体験をさせていただきました。
今は、1秒でも早く皆様に作品をお届けしたい気持ちでいっぱいです。
そんな今日は『最速上映舞台挨拶』というテーマで、昨夜おこなわれた『映画 えんとつ町のプペル』の最速上映の挨拶で話した内容を、記憶を辿って、ガチゴチ本気で文字起こししてみたいと思います。
#こういう時の記憶力はバカみたいにあるんです。
『夢を見た』 by 西野亮廣(キングコング) ~えんとつ町のプペル最速上映会より~
僕は兵庫県の川西市という田舎町で生まれ、育ちました。
山と川に挟まれた静かな町です。
あれは確か幼稚園ぐらいの頃だったと記憶しているのですが、そんな静かな田舎町に、プロレスの巡業が来たんです。
近所のスーパーの駐車場に、作業スタッフさんがたくさん来て、プロレスのリングが組まれていって、まもなく、リングの周りにたくさんのパイプ椅子が並べられました。
それは、いつもとはまったく違う景色で、会場が作られていく様子を駐車場のフェンスの外から見て、胸はザワザワしっぱなし。
まもなくフェンスにはブルーシートが貼られて、中が覗けなくなりました。
チケット代を払った人だけが中に入れるんですね。
当然、僕にチケットを買うお金なんてないので、すごすごと家に帰ったわけですが……いてもたってもいられなくなっちゃって、また僕はスーパーの駐車場に戻って、ブルーシートが貼られたフェンスにへばりついて、フェンスに耳を当てて、中の音を聴きました。
ドターン、バターンという音の後に、大きな歓声が上がります。
「ああ、技が決まったんだな」と思うわけですが、プロレスに詳しくない僕は、それが精一杯で、どんな技が決まったかは想像できません。
でも、それだけで十分楽しかったんです。
きっと、このフェンスの中では、とんでもなくワクワクすることがおこなわれていて、そう思える時間が本当に幸せで、その夜は胸がドキドキして、なかなか眠れませんでした。
あれが、僕が生まれて初めて聴いたエンターテイメントの音だと記憶しています。
次に僕の胸を躍らせてくれたのはテレビでした。
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