メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

マーケティングの『ゾーン』についての仮説

西野亮廣エンタメ研究所
こんばんは。 サロンの記事が朝に投稿できないと、一日中ソワソワしてしまうキングコング西野です。 更新が遅れてごめ~んね! さて今日は僕自身、まだ実態が掴めていないマーケティングの『ゾーン』についてのお話をさせてもらった上で、これから少し時間をかけて皆様と一緒に仮説・検証実験を繰り返していきたいと思います。 ※『ゾーン』というのは(昨日作ったばかりの)僕の造語です。 人はどんな時に商品を買うのか? マーケティングの世界ではとても有名な『ジャム理論』というものがあります。 【選択肢の多さ】が購入に与える影響について 調べた実験における理論です。 その実験では、ジャムを「6種類」並べた時と、ジャムを「24種類」並べた時とで売り上げを比べたのですが、なんと「6種類」の方が断然売れちゃったんです。 このことから、【人間は、選択肢が多すぎるとそれをストレスに感じ、選択すること自体をやめてしまう】という答えが出たわけですね。 「よかれ」と思って商品の種類を増やしたことによって、売り上げが下がる場合があるわけです。 これは「選択肢を減らせばいい」というわけではなくて、「1種類」と「6種類」で比べてみたから、「6種類」の方が売れたりするんです。 【1種類】だと、「選んで買えなかったものは、ハズレかもしれない。やめておこう」という心理が働くわけですね。 【100種類】だと、「選んで買えるのはいいけども、買った後に『やっぱりアッチの方が良かった』となったらどうしよう…なんか後悔するかもしれないから、ここで買うのはやめておこう」という心理が働きます。 「商品を売る」という作業は、「お客さんの後悔の可能性を取り除いてあげる」と言い換えることができて、その商品の『種類数の正解』は、あるんですね。 (詳しくはコチラ↓) https://youtu.be/FJCOStFynG4 西野が言う『ゾーン』とは何だ? 今から、お話する話は『ジャム理論』と似ているようで、微妙に違う、それでいて実に興味深い話です。経営者は必見です。 僕は自分のグッズを販売している『おとぎ商店』というオンラインショップを長年運営しているのですが、3日ほど前に、店の名前を『キンコン西野のサイン本屋さん』にして、サイン本以外の商品を店の棚から外したんです。 すると、驚いたことに、サイン本の売り上げが3倍~4倍に伸びたんです。 商品を減らしたのにです。 『おとぎ商店』の時から、お店の宣伝は定期的にしていたり、 『おとぎ商店』の時から、お店には「サイン本」が並んでいたんです。 ところが、「サイン本専門店」にした途端に、店(サイン本ではなくて、店!)の売り上げが爆伸びしたんです。 何故か? 僕の仮説を先にお伝えします。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 西野亮廣エンタメ研究所
  • 西野亮廣がオンラインサロン内で配信してきた『西野亮廣エンタメ研究所』の記事を有料メルマガとして配信。芸人としてだけでなく、絵本作家、映画製作、ミュージカルの脚本、歌舞伎の脚本、NFTやAIなど、類まれなる行動力で次々と新しいエンタメにチャレンジし続ける西野亮廣の考えや感じたことを、リアルタイムでほぼ毎日配信します。
  • 880円 / 月(税込)
  • ほぼ毎日