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コロナショックの乗り越え方

西野亮廣エンタメ研究所
新型コロナウイルスのおかげで、日本人は、溺れるほどの「うがい」をし、人を殺めた後ぐらいの勢いで手を洗うようになり、結果、今年のインフルエンザ患者が極端に減ったそうで、「僕は何を思えばいいんだろう? 僕はなんて言えばいいんだろう?」と思っているキングコング西野です。 さて。 ここ最近は、いろんな友人から毎日のように、「コロナの影響を受けて困っちゃってるよ。どうしよう?」というLINEが届きます。 僕はこんな仕事をしているので、「公演中止」の憂き目に会っている表現者の友人もいれば 、「公演中止」による営業停止がいつまで続くか分からないライブハウス店長や、イベンターの友人も、たくさんたくさんいます。 小さな劇団や、小さなライブハウスだと、原則、補償の対象外となる「感染症による公演中止」は命取りで、いとも簡単に首が飛びます。 そんなわけで、今日は『コロナショックの乗り越え方の一例』というテーマでお話ししたいと思います。 これは何をするチャンスなんだ? 僕は『ヨット理論』と呼んでいますが、前向きであろうが、後ろ向きであろうが、横向きであろうが、そのに大きなエネルギーが動いた(風が吹いた)時の頭の動かし方は以下のとおり。 ①「これはチャンスだ」と決めつける。 ②「これは何のチャンスなんだ?」と考える。 基本的に、この二つです。 ちなみに、東日本大震災が起こり、原発が爆発した直後の西野は、すぐに不動産屋さんに走り、都内に家を買いました。 皆、次々に東京を離れていっていたので、「不動産価格が落ちている(値段交渉で強気に出れる)に違いない」と読み、物件を探しました。 案の定、「東京の家は、なかなか買い手が見つからない」という状況で、2020年現在よりも、ずっとずっと安く買うことができました。 当時は一部外野から「不謹慎だ!」と怒られたのですが、「こんな時に買ってくださって…」と売り主さんからメチャクチャ感謝されました。 経済活動を止めないことが大切だと思います。 営業ができないライブハウスの明日 昨日。 下北沢のライブハウス『ろくでもない夜』の店長の原口君から「たすけてー」とSOSが入りました。 やはり、ライブのキャンセルが続いているようで、しかも、それがいつ終息するか分かりません。養わなければいけないスタッフも、家族もいます。 さて、どうしましょうか? まずは、チャンスと決めつけてみます。  チャンスと決めつけたは、これは何をするチャンスなのでしょう? 原口君には、一日に最低出さなきゃいけない利益を確認した上で、こんな提案をしてみました。

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