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フロー×ストックのハイブリッドにしなきゃ厳しいよね

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 昨日、『社会学者が解説!お笑い第7世代が“卒・松本人志”できた理由』という記事がまわってきたので読んでみたところ……「第7世代はイイ意味でこだわりがないから」と「第7世代はプライベートでも仲が良いから」という二つの理由が挙げられていて、スマホに向かって全力で「なんやねん、それ!」と叫んだキングコング西野です。 #社会学者頑張れ さて。 今日は『フロー×ストックのハイブリッドにしなきゃ厳しいよね』というテーマでお話ししたいと思います。 フロントエンドとしてのテレビ 社会学者が説いた「卒・松本人志」に関しては、あくまで感覚や表現方法の話であって、在り方そのものを根本から問いただしたものではなく、ビジネスモデル自体は同じなので(どちらも広告収益で生きている)、松本さんも第7世代も同じカテゴリーで、「ネタ」「大喜利」「テーマトーク」「グルメコメント」「ワイドショーのコメント」で爪痕を残すことを求められる…という競技の参加者です。 #ちなみに松本さんも第7世代もどちらも尊敬しています 芸人として、ビジネスモデルを根幹からひっくり返したのは、コント55号や、たけしサンや、さんまサンや、鶴瓶師匠達で、彼らは芸人の主戦場であった舞台(ダイレクト課金モデル)から、テレビ(広告収入モデル)に大胆にお引っ越しをしたおかげで、従来の芸人とはまるで違う形の芸人となりました。 業界関係者を含む多くの人がお笑いを語る時は「表層のボケの違い」しか語らず、「芸人の在り方そのものを根底からひっくり返す」というボケに目がいきません。 それこそが最大のボケであるという感覚もない。 しかしながら、大きく名を残した芸人は皆、「在り方そのもの」からボケています。 もっと言うと「ビジネスモデル」から変えている。 ここを変えない限り、表現の違いはたいして生まれせん。 日本だと「広告収入なんて1円も要らないです」と言って、それを確立させた芸人・タレントの第一号はキンコン西野だと思うのですが、そんなキンコン西野からすると、ここ最近の“一部の”テレビマンのズレがハンパないんです。

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