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四の五の言わずに、スナックに行け

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 「S字クランク」なんて、教習所でしか使わないのに、言葉の定着率がパンパねぇことに気がついたキングコング西野です。 #サマンサタバサぐらいの語感の良さがある さて。 現在、新入社員のセトちゃんがスナックの全国ツアーを敢行しているそうです。 #なんだよソレww 新幹線に乗って、10名程度のお客さんとの交流を繰り返しているわけですが、これは、かなり効率の良い発信だと思います。 セトちゃんがウチの会社の門を叩いた時も、ホームレス小谷を設計した時も、西野からのアドバイスは「SNSの発信もしつつ……それより何より、とにかく人に会え。膝を付き合わして話す回数を増やせ」の一点張り。 実行してみると、「膝を付き合わして話す回数を増やす」ということが、どれだけ効率の良い発信かを知ると思うのですが…… おそらくほとんどの方は、SNS全盛の時代に、そんな泥臭いマーケティングを選ばないと思います。 「Instagramで集客した方が…」と考えられていると思います。 というわけで今日は、「どうして、一対一のコミュニケーションの方が効率が良いのか?」を、理屈で説明したいと思います。 題して、『四の五の言わずに、スナックに行け』です。 牛丼屋は牛丼では採算が取れない マーケティングの世界で『フロントエンド・バックエンド戦略』の一例として紹介される、「牛丼屋は牛丼では採算が取れない」という有名な話があります。 フロントエンドというのは「客寄せの為の商品」で、バックエンドというのは「利益を生んでくれる商品」のことです。 牛丼屋さんの牛丼というのは「客寄せの為の商品」です。 驚いたことに、牛丼屋さんって、牛丼がどれだけ売れても利益が出ないんです。 じゃあ、牛丼屋さんの「利益を生んでくれる商品」は何か? 答えは『サイドメニュー』です。 ポテサラやコールスローといったチョコマカしたやつです。 牛丼屋さんはサイドメニューの売り上げで、どうにかこうにかやりくりしているわけです。 言いかえると、【サイドメニューを売るために、牛丼を売っています】。 マクドナルドもそうですね。 「100円バーガー」なんて、売れれば売れるだけ赤字で、ハンバーガーとセットで買ってもらうサイドメニューの売り上げで成り立っています。 …この辺りの話は、このオンラインサロンで読まなくても、調べたらいくらでも出てくるので、テキトーに調べてください。 本題はここからです。 用意しなくちゃいけないのは「売れる商品」と「売りたい商品」と、あと一つ…… 僕は横文字が苦手なので、ここからは、「フロントエンド」と「バックエンド」を、それぞれ「売れる商品」と「売りたい商品」という言い方に替えさせていただきます。 牛丼屋さんで「売れる商品」は牛丼で、 「売りたい商品」はサイドメニュー…みたいな感じです。 「ビジネスを回すには、この二段構造にしとかなきゃいけないよねー」という話をよく聞くのですが……個人的には、もう少し分解して整理しておく必要があると思っています。

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