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決意表明 「船長は何をすべきか?」

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 新型コロナウイルスが暴れておりますが、よくよく考えたら、この20年近く、まともに風邪すらひいたことがないキングコング西野こと「ほぼ松岡修造」です。 さて。 昨日、一昨日と、戦略染みた話が続いたので、今日は、戦略もヘッタクレも無いタダの僕の「決意表明」を皆様にお届けしたいと思います。 現在、今年の年末公開に向けて、映画『えんとつ町のプペル』の制作&広告戦略を進めているのですが、先日、突然、あるスタッフさんから「Vコンテ上映会はしたくない」という声が上がりました。 『Vコンテ上映会』というのは、映画の絵コンテを繋いだ映像(ボラギノールのCMのようなやつ)を、映画の公開前に全国の映画館で上映するというものです。 「完成前の不完全なものを見せたくない」というのが、そのスタッフさんの言い分なのですが、『不完全と分かった上で、不完全なモノを見たい人』が集まるイベントなので、そこで評価されるものではありませんし、なにより、一旦は「Vコンテ上映会をやりましょう」という全員の合意がとれた上で走らせていた(全国の映画館を押さえていた)プロジェクトでしたので、広告戦略チームからすると寝耳に水で大混乱。 世にも見事な「あんたも『やる』って言ったじゃん!」です。 「今更、何を言い出すんだ!」と声を張り上げるプロデューサーの横で、「まぁ、たしかに、近年稀にみる理不尽な話だなぁ…」と西野も思うわけですが、ただ一方で、「やっぱりやりたくない」というクリエイターさんの気持ちは大切にしてあげたくて、「クリエイターと仕事をする」ということは、その辺りの「へそ曲げ」も込み込みだなぁとも思いました。 なんてったって、僕自身が「やっぱり、やめよう芸」の国内トップランナーですので、あまり強く言えないんです(笑) とはいえ、『Vコンテ上映会』用に全国の映画館は押さえています。 『Vコンテ上映』ができなくなって、内容を縮小するのは癪に障るので、『Vコンテ以上』に面白いものをお届けする必要があります。 というわけで、それ用にキチンとBGMを作って、「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを、講談師さながら、西野が1時間半喋り倒す会」を全都道府県で開催してやることに決めたぞコノヤロウ。 幸い、僕はメチャクチャお喋りが上手なので、喋り一本で劇場を1時間半沸かせ続けるのは、お手のものです。 1人で全国を回って、喋り倒して、宣伝し倒して、数年後に「お前のワガママのケツを吹いたのはボクだぞ!全力で謝れ!」と呑み屋で説教してやります。 「Vコンテが観れないのかぁ」とガッカリしなくても大丈夫です。 僕の本気のお喋りの方が500倍面白いので。 船長は何をすべきか? 物事が全て計画通りに進むなんてことはなくて、時に、今回のようなとんでもない理不尽が降りかかってきたりします。

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