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プライドとリアルファンタジー

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 連日の舞台挨拶(『映画 えんとつ町のプペル』30分トークショー付き上映)で、トークのキレが、M-1の決勝戦前並みの仕上がりを見せているキングコング西野です。 #西野は今が一番面白い説 さて。 今日は『プライドとリアルファンタジー』というテーマでお話ししたいと思います。 前半は全サービス提供者に関係のある話だと思うよ。 「シェアの時代」に邪魔なもの 今では笑い種ですが、M-1グランプリでキングコングが最終決戦に残った時に、同期芸人の皆は「キングコング以外が優勝しろ」と本気で願ったそうです。 その翌年にNONSTYLEが最終決戦に残った時に、やはり同期芸人(特に梶原君とダイアン津田)は、「NONSTYLE以外が優勝しろ」と願ったそう。 僕は、これがイマイチ理解できなくて……誰かが優勝することは決まっていて(=「優勝者ナシ!」はあり得なくて)、その時、「誰が優勝したら自分が得をするか?」を考えたら、どう考えたって、普段絡んでいる「同期芸人」です。 同期芸人とは同じ劇場に出ています。 同期芸人が優勝すれば劇場の集客も増えて、自分達の漫才を観てもらえる機会も増える。 同期芸人とはテレビで共演する機会も多いです。 その時、「M-1で勝った/負けた」の事実があれば、「嫉妬ボケ」「ひがみボケ」などで、やりとりも増えて、笑いも増えます。 キングコングではなくて、サンドウィッチマンさんが優勝しても、 NONSTYLEではなくて、オードリーさんが優勝しても、同期芸人には何の恩恵もありません。 という説明をした上で、「自分達以外の誰かならば、同期芸人が優勝した方が絶対に得じゃん?」と問いかけたところ、「それはそうなんだけど…同期が活躍するのは、なんかイヤなんだよ!」と返ってきました。

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