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サロンメンバーのビジネスについて、ボンヤリ考えていること

西野亮廣エンタメ研究所
「優しいパパ感」を出そうと思ってベッドの上で写真を撮ったものの、セックスの匂いしかしないキングコング西野です。 さて。 今日は「次は、こんなことを仕掛けようかなぁとボンヤリ思っています」という内容をお届けしたいと思います。 新型コロナウイルスと真剣に向き合った2ヶ月で、僕なりに出した解決策は、『ソーシャル・ディスタンス』といった「ゼロor100」の結論ではなく、『棲み分けながら、繋がる』という結論でした。 「菌が飛ぶから、人とは距離をとれ!」というのは物理的な話であって、それを額面通り受け取って「人との繋がり」まで切ってしまうと、トイレットペーパーを手に入れようと思ったら自分が薬局の行列に並ばなくてはなりません。 結果、飛沫感染のリスクが上がります。 「人との繋がり」を切った状態で、情報を仕入れようとすると、フェイクニュースをかわさなくてはいけませんし、タイムラインに流れてくる罵詈雑言に時間と感情を削られ続けることになります。 結果、めちゃくそコスパが悪いっす。 今回とくに目に余ったのはTwitter村の惨状で、連日朝から晩まで持論をぶつけ合い、議論という名の喧嘩が繰り返されて、喧嘩をしている当人も、それを見ている人達も、ヘトヘトに疲れる有り様。 その中で、問題解決に向けて具体的に動いた人は誰だ? おそらく1割に満たないでしょう。 東日本大震災の時に(まだ)見られた「助け合い」は鳴りを潜め、今回の新型コロナウイルスは「Twitterの2ちゃんねる(5ちゃんねる)化」を顕在化したように思います。 SNS(とくにTwitter)は今、『混ぜるなキケン』を地で行っていて、建設している時間よりも、揉めている時間の方が長くなりました。 僕が興味があるのは「持論」や「正論」ではありません。 「結果」です。 「分かったから、ところでキミは具体的にどれだけの人を助けたんだ?」という質問を常に投げ掛けています。 繋がるべき人と繋がる Twitterの魅力の一つに「自分とは違う価値観と触れ合える」があると思うのですが、どうやら僕らは「違う価値観」の全てを受け止められるだけの器量を搭載していないらしく、ときどき脊髄反射的に「NO!」を出してしまいます。 生まれも育ちも、今おかれている立場も環境も何もかも違っていて、そこにはそれぞれの正義があります。 (月並みですが)戦争は「正義vs悪」の戦いではなくて、「正義vs正義」の戦いです。 「繋がればいい!」という短絡的な考えで、ひとまとめにしてしまうと、そこには様々な「正義」が混在してしまい、戦争の種となります。 きっと僕らは少しだけ間違っていて、「繋がる/繋がらない」の議論ばかりを進めていて、「上手く繋がること」ということを後回しにしていたように思います。 とくに今回のコロナちゃん対策は、「繋がるべき人」と繋がることが求められています。

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