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チックタック ~約束の時計台~

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 「コロナの影響で寝床が確保できなくなった」と発信したホームレス小谷に、「ウチの空き家(都内)を使ってくださーい」と声をかけてくださった方がいたらしく、コロナ中は『ホームアル小谷』になるそうです。 ドサクサに紛れて、バージョンアップしてやがります。 …あ、キングコング西野です。 さて。 今日は『記事』ではなくて、ある『動画』を皆様と共有したいと思います。 ときどき、自分を取り巻く流れにゾクッとすることがあります。 今年12月公開の映画『えんとつ町のプペル』もその一つ。 「えんとつ町は煙突だらけ。そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。黒い煙でモックモク。えんとつ町に住む人は、青い空を知りません。輝く星を知りません」 『えんとつ町のプペル』は、夢や希望を持つことさえできなくなった町の物語です。 映画『えんとつ町のプペル』は、56年ぶりに開催される東京オリンピックの後に公開される予定でした。 この物語は、夢や希望を持って世界中の人が日本に集まり、オリンピック景気への期待も高まっている中で、世に出されるハズだったのです。 現実世界は、「夢や希望を持つことができない」という『えんとつ町』の真逆に針を振っていました。 ところが。 突然、100年に一度の最強ウイルスが世界を襲い、世界中が悲鳴を上げ、世界の景色はたった数週間で一変しました。 東京オリンピックは延期。 皆、夢や希望を持てなくなってしまいました。 『えんとつ町』です。 仕組まれたような「流れ」に背筋がゾクッとしました。 そして、この、まるで仕組まれたような「流れ」は、まだ続きます。 チックタック ~約束の時計台~ 「今日は記事を書かない」と言いつつ、そこそこ書いちゃっているのですが、お付き合いください。 去年、絵本『チックタック ~約束の時計台~』の読み聞かせを、女優の戸田恵子さんにお願いして、スタジオでレコーディングをしました。 戸田さんに読み聞かせに、絵本のイラストをスライドショー形式にして、その動画をYouTubeにアップする方向で話を進めていたのです。 本来ならば、戸田さんのレコーディング後すぐにYouTubeに公開のする予定だったのですが、アーティストさんとのコラボの話が飛び込んできて(※結局、無くなりました)、動画の公開が遅れ、「じゃあ、春頃に公開しようか」ということで、話がまとまりました。 そんな中、新型コロナウイルスがやってきて、外出自粛の波がやってきました。 「家の中のエンタメを充実させて、なるべく家にいてもらおう」と考える僕らにとって、このタイミングでの動画公開は、ある意味「良いタイミング」で、これで少しでも皆様の応援ができるのならいいなぁとボンヤリ思っていましたところ、…そういえば『チックタック ~約束の時計台~』のストーリーよっ!! なんと、この作品は「感染症」の話なんです。 自分でもすっかり忘れていました(※だって今は次々回作を作ってるんだもん!)。 それにしても、このタイミングで、この内容です。 戸田恵子さんの「読み聞かせ動画」は、もちろん、後日、世間に発表するのですが、先行して、サロン内限定で公開することになったのには、ワケがあります。

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