【Vol.357】「新刊に対する想い、制作秘話」「モーニング・ルーティーン・バトル」

2022/9/30 Vol.357 1. 特別コラム「新刊に対する想い、制作秘話」 今月初旬、４０代最後の誕生日、KADOKAWAより自身２冊目となる最新刊の予約がアマゾンのサイトでスタートしました。店頭には先週２４日に並びました。 有料でいつも読んでくださっている購読者のみなさまに、ここで宣伝をするのは失礼かと思ったのですが（と言っても今月も規定発刊数に到達できずまた無料メルマガになってしまい、申し訳ございません）どこにも書かない、ここだけの、新刊に対する想い、制作秘話などを聞いて頂きたいと思いました。 新刊のタイトルは「NYに挑んだ1000人が教えてくれた８つの法則」。 https://www.amazon.co.jp/NY%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%93%E3%81%A01000%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%9F8%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%88%90%E5%8A%9F%E6%B3%95%E5%89%87-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E5%85%8B%E6%98%8E/dp/4046049634/ref=sr_1_1?qid=1663860938&s=books&sr=1-1 税込1650円になります。 紹介文は 「NYに新聞社を創った日本人が描き出す、知られざるサクセスストーリー！　トム・クルーズ、メイウェザー、安藤忠雄、渡辺直美、坂本龍一、渡辺謙、YOSHIKIなど、超一流の有名人1000人をニューヨークでインタビューしてきた著者が導き出す8つの成功法則！　メジャーリーガー、オリンピックメダリスト、アカデミー賞受賞ハリウッドスター、ノーベル賞受賞者、歴史的大横綱、グラミー賞受賞ミュージシャン、世界的建築家、作曲家、ピアニストなど……世界基準の働き方・生き方・考え方を習得できる一冊です。」 だそうです。出版社側が作ってくれました。 インタビューは私のライフワークでもあります。ニューヨークで22年間、日米のあらゆるジャンルのトップ1027人に1対1で向き合い、インタビューし続け見出した成功法則を1冊にまとめました。（昨日、１０２８人目の取材を終えたけど）まったく無名のくせに、3年間 大手版元のKADOAWAさんを待たせに待たせ、何十回も書き直し、当初の予定より2年押しで、命削って書き上げました。ハッキリ言ってキツかった。精神的にボロボロになって書き上げました。もちろん読者には関係のないことです。なので泣き言いえない分、余計にキツかった。 本来、経営者作家さんに多いのは口述筆記で、出版社サイドが用意したライターさんに数時間インタビューされ、出来上がりに修正をするくらいが一般的です。 でも、書くことを本業にしている僕はそれができない。微妙なニュアンスの相違ですべての意味が変わることを知っている。インタビュアーを生業にしているのでなおさらそれを知っています。だから、自分で書くしかなかった。もちろん、これも僕の勝手。出版社サイドの要望ではなく、むしろ「有名作家でもないくせに、めんどくせえやつだな」くらいに思われたと思います。「もう二度とこいつとは仕事しない」くらいに。間違いなく（笑） 実は、このテーマでの出版依頼はKADAKOWA以外にも数社ありました。でもKADAKOWAさんにお願いした決め手は決して日本最大手だからではなく、担当の編集者さんにありました。 彼は、元部下。数年前に弊社「ニューヨークBIZ！」に学生時代の夏休み期間だけ短期インターンとして働いていたことがありました。とにかくうちの会社はインターンを大量に採用します。多い年は年間で４０名以上採用した時もありました。理由は「最初のチャンスは誰にでも与えよう」という考えからです。夏休み期間の短期インターンなんて即戦力にはなり得ない。会社サイドではそうメリットもありません。でも 、学生くんにしてみれば一生の思い出になり得る。ヤンキースタジアムのロッカールームなんて一般ではいくらお金を積んでも入れません。日々イベントだらけの街を日々最前列で取材（観光？）する経験は今後、なんらかの形で彼らの糧になる。