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【死んでも書きたい話】 なぜ奴らは汚いの平気なのか、について。

安田純平の死んでも書きたい話
このところ戦争とは別件の話でイスに座ったままの作業が多く、姿勢が悪すぎたのか腰を痛めてしまい、この1カ月ほどろくに動けませんでした。 過去にはウェイトトレーニング中にぎっくり腰をやったことがありますが、自分でもその瞬間が分かるくらいにわかりやすかったので、医者に行って注射して炎症を抑えればすぐによくなったのですが、今回はそういう明確な瞬間がなく、非常に深刻なかんじがしました。 痛み止めを飲んでコルセットをつけていましたが、まるで良くならないので医者に行ったところ、背骨のカーブがゆがんでいて軟骨が潰れている状態でした。背筋が弱っているので筋トレしろ、と言われ、もともとかなり筋トレをやる人間だったのに運動しない人ということになってしまっていて非常にショックでした。 筋トレすればよくなるということで、炎症抑える薬飲んで筋トレを始めたらすこし良くなり始めています。むかし鍛えた筋肉の貯金などとうになくなっていることを思い知ってやはりショックでした。超ヒマだった拘束中のほうが運動していて健康だったかも、とか思ってしまったりします。 今回は2016年6月10-14日の日記です。 【2016年6月10日(金曜日)】 また人生を否定する作業が始まっているが、やり直すための反省するのだ。そう思えたのも今までがあったからだ。すべてを否定する、後悔する作業から、省みる、取り戻す作業に変えなくては。 明け方起きてからまた眠り、起きて筋トレ1回目でイエメン人アブドゥルに似た男(マ)。「フロは」と聞くと「5時間後」「今暑いから」「イエス」というが、今の現場監督・虐待野郎が拒否の恐れあるがどうか。 玉子焼き、きゅうり1トマト1。昨夜のイモときゅうりだけ食って残す。食ってしばらくして礼拝を呼びかけるアザーン。奴らもやたら静か。しばらくしてガスで湯沸かしているような音し始めたのでフロの用意をしたが、虐待野郎が戻り「レイシ(なんで)!?」などと言っていて、結局何もなし。湯沸かしたのも無駄に。とことんクソな奴。本当に叩きのめしたい。 同じ家に捕まっているトルコ人は隠しているのではなく、外国人がいることをオレに分からせようとしている?オレに奴らのことを話させないため?そうなると奴らがアルカイダ系ヌスラ戦線でないこと含めどう説明すればよい?トルコ憲兵隊ジャンダルマでは解放されても報じられず、どの時点でなら話せるようになるかもわからない。トルコは公表しないし、オレにも認めるかどうか。認めないなら公表する?しかし外国人が他にもいる話をしたら殺す、と言われたら話せまい。

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  • ジャーナリスト安田純平が現場で見たり聞いたりした話を書いていきます。まずは、シリアで人質にされていた3年4カ月間やその後のことを、獄中でしたためた日記などをもとに綴っていきます。
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