市況展望 (執筆日時:10月1日深夜0時10分)
いつものように市況を展望します。
[1] 9月の日経平均株価の推移
前回のこのメルマガで「今は高値圏である」
と述べました。日経平均株価は、8月17日に
「29,222円」まで上昇して天井を付けました。
前回のメルマガ配信日の前日(8月31日)の
終値は「28,091円」で、前回はこの水準を
「高値圏である」としたのです。
その後、9月1日~7日までは下落基調
でしたが、8日~13日までの4営業日は
反騰しました。13日に「28,659円」の高値を
付けましたが、その後やはり、かなり強い
下落に見舞われています。9月30日には
「25,805円」まで下落し、今年6月20日以来
の安値圏に沈んでいます。
9月30日は終値では若干、値を戻して、
「25,937円」で引けました。
[2] なぜこんなに下がったのか
(1) 一番の要因は、世界的な「景気後退懸念」
日経平均株価のみならず、NYダウも急落
しており、まさに「世界同時株安」の感が
あります。ウクライナの戦乱の長期化・中国
景気の悪化・台湾問題・インフレの亢進や
欧州でのキナ臭い動きなど、世界中に不穏な
空気が漂っています。
9月中旬以降、日米の株価がなぜこんなに
下がったのかですが、一番の要因は世界的な
「景気後退懸念」です。
以前に、このメルマガで、
「現在の株価下落の原因は、利上げではなく、
コロナバブルの崩壊である」
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