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達人 岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場 2022年10月号
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(22年 10月1日発行)
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はじめに
コロナが緩んできたと思ったら、キャッシュレス業界が息を吹き返して騒がしく
なってきました。一番目立つのはデジタル給与の動きです。2018年ごろから話はあ
ったようですが、コロナ蔓延で延び延びになっていたものです。
どういうものかというと、これまで銀行口座に振り込まれていた給与(現金)を
PayPay、楽天ペイ、メルペイなどコード決済(資金移動業者)が受け皿となってデジ
タルデーターで直接受け取ろうというものです。これで送金サービスも盛んになり
社会のキャッシュレス化が急速に進むと期待されているのです。
その一方でセキュリティーが心配といわれます。移動資金事業者が倒れたときの補
償が一番危惧されていますが、その他にもドコモやPayPayや楽天ペイなどが何度も
遭遇して苦労している不正利用があります。なりすましや漏洩やハッキングです
が、その弱みを放っておいて国民の給料を受け取るのはちょっとまずいのではない
かという懸念が大きくなっているのです。
実際、コード決済はバーコードを読み取るだけという仕掛けの簡単さが利点なので
すが、同時にそれは決定的な弱点であり続けるのも確かです。そうした危うい環境
で給与を送り込んで大丈夫かという意見が当然出てきています。
しかし、デジタル化の流れを誰も抑えることができず、こうした環境でも政府は強
引に進めようとしているようです。いずれ問題が露呈してくるとは思いますが、一
方でクレジットカード陣営は元気で物価高に対する対抗手段としてカードに大きな
期待をかけています。特に毎日スーパーなどで使う日常使いのカードのポイントが
上物価高に対抗できる手段として有効という点で注目しているようです。今回は本
文では、物価高に対抗するスーパーのマルエツカードを紹介します。
━━━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.岩田昭男師範の大予言!
●「岩田が取材で掴んだ最新トレンド」
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