在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説 大澤 裕
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予断を許さないロシアの核使用
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ロシアが徴兵をはじめて多くの若者がロシアから脱出するために国境に殺到しています。
国内の不満は高まっています。
そしてプーチンが東部4州の併合を発表した直後、その戦略的要衝であるライマンからロシア軍は撤退せざる得えない状況になっています。
プーチンの面目が丸つぶれです。
そんな中でロシアによる核使用が現実の可能性として急浮上しています。
まさに「予断」を許さない状況です。
ニューヨークタイムズ、10月1日の記事から抜粋要約します。
参考:
https://www.nytimes.com/2022/10/01/world/europe/washington-putin-nuclear-threats.html?searchResultPosition=4
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9月30日の演説でプーチン氏は、米国とNATOをロシアの崩壊を求める敵と呼び、ロシアの領土(現在はウクライナ東部の4地方を含むと宣言)を守るために「利用できるすべての手段」を使用すると再び宣言した。
プーチン氏は、77年前にハリー・S・トルーマン大統領が日本の広島と長崎への原爆投下を決定したことを世界に想起させ、「彼らが前例を作った」と付け加えた。
10月1日には、ロシア南部のチェチェン共和国の強権的指導者ラムザン・カディロフが、プーチン氏はウクライナで「低収量の核兵器」の使用を検討すべきだと述べ、ロシアの有力者で初めて公然と核攻撃を要求した。
米国防総省は、2月のウクライナ紛争が始まったときよりも、今の方がはるかにその可能性を心配している。
屈辱的な撤退を繰り返し、驚くほど多くの死傷者を出し、ロシアの若者を徴兵するという不評を買った後、プーチン氏は明らかに、核兵器による脅威がロシアの力に対する敬意を回復するための方法であると考えている。
ロシアの軍事アナリストの中には、黒海のような遠隔地で戦術核を爆発させてデモンストレーションを行う、あるいは実際にウクライナの基地に対して戦術核を使用することを提案する人もいる。
プーチン大統領は先月、「これはハッタリではない」と述べ、核兵器の先制使用はロシアの軍事戦略に不可欠な要素であることを示唆した。
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