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株価は割安になったけど・・・

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2022/10/03
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株価は割安になったけど・・・ おはようございます。 きょうから2022年の最終期のスタート。早いね、もう最終四半期末か、と思います。みなさんはいかがでしょうか? さて、ワタクシ、スマホをオンラインで購入し週末はその設定などをやっていました(笑)。いまさら、頑なにスマホを拒否していたのに? と周囲もみなさんも思っているでしょうが、答えは家の隣にサイクルポートができレンタルサイクルが気軽にできるようになったから、答え(笑)。自転車で町 を疾走したい、というのが私の密な野望だったので、それがスマホで使えるのであれば躊躇なく購入した、これが真相です。周囲は「時代のニーズにようやく答えようとしたのか」と考えていたようですが、この答えにズッコケている模様です。それ以外、スマホなんて必要ないし・・・(笑)。でも、ママチャリで5キロ走るのにも案外、体力いるのね、が感想です。 ■米株は割安になりつつある 週末はインフレ連動債が急騰したので、株価が大きく下げた、と説明をしました。その株価、ダウで500ドル程度下がったのですが、パーセンテージにすると、1.71%です。この数字を見ると2-3%下がったのかとおもっていましたが、1.71、大して下がっていないよね、というのが素直な感想です。 では、今夜はどうなのか、を考えていくと、本日もインフレ連動債10年ものは0.09%の上昇、週末が0.30の上昇でしたので、案外、上昇をしています。ただし、インフレ連動債30年物は0.16上昇していますので0.1の上昇です。これはアメリカ国債の10年ものと30年ものの逆さやが拡大していて、きのうはその逆さやの訂正に動いたということです。 つまり期限の短いものを中心に、現在は金利が上昇している状態を逆さやといいますが、長期は期限の近いものに合わせて動いているだけの話です。この場合、債券トレードは期近売りー期先買いになります。 需給でいえば、期限の近い資金需要はありますが、長期の資金需要が少なくなっていることを示します。30年物国債の資金需要というのはほとんどが住宅ローンであり、住宅は少し持ち直している観はありますが、これだけ価格と金利が上昇すれば需要が落ち込むのが必然です。ゆえに30年の資金需要というものがあまりない結果です。 企業は短期の資金需要は、期限が短いものに関しては金利が高くても融資依頼をするのですが、設備投資などの長期投資は控えている状態です。これは将来の設備投資による企業成長を放棄しているのと一緒の話で、将来、アメリカ経済は設備投資からの成長が今以上に少なくなることを意味ます。 その結果が以下の通りです。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-corporate-profits.png?s=unitedstacorpro&v=202209291336V20220312&d1=20191003&type=column 企業利益は過去最高です。しかし、今後は物価上昇と金利高によって、利益が剥落する可能性が高いので設備投資を控えている状態です。問題は現在、ニーズ以上の商品の提供をしているか、否かです。過去の経験則では、企業は商品やサービスを提供しすぎているのですから、モノの売れ行きが悪くなる、この状態を「デフレ」といいます。 インフレ、インフレと世間は騒いでいますが、実はすでに「デフレ」の兆候が出ているのです。

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