政治管理下に入った円相場の行方
先月22日に財務省は24年ぶりの為替介入に出たことで、円相場はいわば政治管理下に置かれる形となりました。介入直後にドル円は一時140.31円まで下げましたが、すぐに144円台に戻りました。政府が145円を超えたところで介入に出たので、市場には145円を意識する見方があります。
もっとも、篠原元財務官はロイターに対して、145円を防衛ラインに介入することはしない。介入で相場の流れを変えることは不可能、と述べました。実際、週明けの3日には一時145.4円を付け、その後介入警戒でまた144円台に戻しています。米国の積極的な引き締め姿勢が変わらない中でドル高基調が続くと見られますが、ドル円については日本の政治ファクターに左右される面が強まっています。
「為替介入の持続性」
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