昨日10月3日月曜日から、「ベアマーケット・ラリー(弱気相場
の中の上昇相場)」が再び戻って来ているようです!!♪
9月30日までに、S&P500は今年最高値からおそよ25%ま
で売り込まれました。この9月30日が「陰の極」でした。
「大きな危機の前触れ」の「ベアマーケット(弱気相場)」では
「陰の極」で周期的に「根拠のない楽観論」が幾度も発生します。
この「楽観論」とは、今回の場合は「ここまで株価が下がったのだ
から逆資産効果が働いて近いうちに高インフレは収束するだろう。
そうなれば、パウエルFRBは近いうちに金融引き締めの手綱を
緩めるだろう」という前回同様の「根拠のない楽観論」です。
前回の「6月から8月の夏場のベアマーケット・ラリー」では、
「ラリー」が始まったのは、6月17日から。
その直前のマーケットをもう一度振り返ると、
6月10日に「CPIショック」が走り、6月14日にアメリカド
ル国債10年物の利回りが3.50%まで急騰。その結果、6月1
6日にはS&P500が最高値圏からおよそ24%まで売り込ま
れました。この6月16日が「陰の極」。
翌6月17日から、内外の株式市場は「根拠のない楽観論」が急速
に台頭、この楽観論に支えられて、「ベアマーケットラリー」が始
まっています。
今回の10月3日から始まった「ベアマーケット・ラリー」も似た
ような経緯で始まっています。
9月23日の「トラスショック」が走り、9月27日にはイギリス
国債10年物の利回りは4.50%を上まわる水準まで急騰
(価格は暴落)。
9月30日にはS&P500は3,600ポイント割れ。
9月30日が「陰の極」。
そして、再び「新しい根拠の無い楽観論」が生まれています。
6月~8月の「夏のベアマーケットラリー」が乱高下しながらも
およそ2か月間継続したように、今回「秋のベアマーケットラリ
ー」も激しく乱高下しながらも年末まで継続するかしれません。
ただし、今回のラリーは、ドル高やアメリカ国内の金利高が企業
業績を圧迫しているので、わずか2週間くらいしか継続しないと
指摘する専門家も多いです。
ですから、今回の「ベアマーケット・ラリー」は今から乗っかる
には、前回とは違って、とてもリスクが高いことだけは肝に銘じ
てください。
今回の上昇局面は、リスクを取り過ぎている個人投資家の場合
は、来年に来たるべく「ソブリン危機(?)とすべてのバブルの終
わり」に備えて、今回の上昇局面を巧みに利用して少しずつ利益
確定してゆくチャンスでこそあれ、ラリーを深追いする時期では
ないような気がします。
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