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第236回 低迷し続けるビットコイン、これからどうなるのか?いま注目されているプロジェクト その1
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▼今回の記事
今回もいつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨の先週の動きについて紹介する。「テレグラム」などのSNSで個人投資家が多く集まるアカウントで注目されれている動きを中心に紹介する。
次にメインテーマとして、分野に関係なくいま注目されているプロジェクトとそのトークンを複数紹介する。今回はその1である。
▼低迷しつづけるビットコイン
ビットコインを中心とした暗号通貨の相場は相変わらず低迷ししている。大きな下落はないものの、過去5日間で1.37%下がっている。現在はビットコインは276万円前後の取引となっている。
この下落の相場の低迷の原因は複数ある。ひとつは、米経済の景気後退の可能性が高くなったことだ。9月29日、「ウォールストリートオープン」で第2四半期の国内総生産(GDP)成長率の推定値が発表された。結果はー0.6%の推定だった。これでアメリカは、景気後退の標準的な基準である2四半期連続のマイナス成長という条件を満たしたことになる。これから見ると、米経済はすでに景気後退に入ったといってもよい状況だ。ホワイトハウスはこの発表に強く抗議したものの、発表と同時に暗号通貨や株式を始め、すべてのマーケットが下落した。
●ビットコインへの関心の低下
では今後のビットコインの相場はどのように展開するのだろうか?どんな資産でも、現在の価格動向にかかわらず、市場のセンチメントが今後の動きを決定する。ビットコイン価格がトレンドを変える兆候もなく同じレベルで推移しているので、投資家は他の選択肢を探す傾向にあるようだ。データ分析会社、「Santiment」のデータによると、ビットコインに対する市場センチメントは依然としてネガティブである。
SNSの分析では、センチメントスコアがー0.33となり、ソーシャルメディアでのビットコインへの言及は20%を下回る結果となっている。これは、現時点では資産に対する関心が低下していることを示している。さらに、1000BTC以上を保有するアドレスの割合は、9月初めから26%と急激に減少したものの、この数日は約2117アドレスで安定的に推移している。
さらに、ビットコインマイナーの保有量も186万BTCで頭打ちとなった状態が、約1ヶ月間続いている。このようなマイナーの不活発さは、主に8月にビットコインが大きく売られたことが原因だ。
「テレグラム」などのSNSでは、いまが底値ではないのかという意見もある。しかし、インフレの上昇や不況の激化で伝統的な市場が悪化すれば、ビットコインの相場はさらに悪化する可能性があると指摘するアナリストも多い。
●投資家は平均42%の損失で売却
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