「岸田総理が長男を総理秘書官した件」について

これにはたまげました。まさか、そんなあからさまな事をするなぞと想像だにしていませんでした。 岸田氏が長男を着任させたのは、「政務担当・首相秘書官」という役職。現在では、法律でわずか（現状では）「二人」と厳密に定められた超重要ポジションです。 どれくらい重要かというと、総理大臣と誰よりも長い時間を共に過ごし、首相に対して事実上「最大」の影響力を持つことができるポジションなのです。 例えば、安倍内閣では今井氏が着任し「影の総理」と呼ばれる程の力を発揮しました。小泉内閣では飯島氏が着任し、超絶な力を発揮し、小泉内閣の運営を裏で取り仕切りました。 現状では、二人の政務担当・秘書官の内、一人が今井氏や飯島氏の様に政権運営に直接関わり（このポジションはしばしば主席秘書官と言われます）、もう一人が国会議員秘書として長年仕えてきた人物が任命されるケースが多くなってきていますが、いずれのポジションも、総理への影響が絶大であることですから、「事実上の超権力者」となるのです。