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/ 2022年10月7日発行 /Vol.533(2/2)
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「人生に座右の銘はいらない」
読者からの相談や質問に松尾スズキが独自の視点でお答えします!
Q.先日、高校時代の同級生数人とコロナ前ぶりに飲もうという話になって、妻にも飲みに行くと伝えて出かけたのですが、行ってみたら、当時、仲良くしていた隣の女子高のコたちも来ていました。男5人、女4人でした。2次会ではカラオケも行きました。2対2で3次会まで行った友達もいました。私は2次会で帰ったのですが、不覚にも電車で寝て降りすごしてしまい、ずいぶん遅い帰宅になってしまいました。
その後、妻がインスタでその夜の写真を発見し、そのあとは…もうお分かりいただけますよね……。それから10日間、浮気を疑った妻は、私の言い訳というか説明を聞く耳も持ってくれず、無実なのに容疑者扱いです。なんの問題もなかったから言わなかっただけだと言っても、隠しごとがあるから言え(わ)なかったんでしょう、と、さらに疑わしい目で見るようになりました。友達に証言して貰おうとしても「家庭の恥をさらさないで」と断ります。松尾さん、私の身の潔白は、いつか証明されるのでしょうか? どうすればいいのでしょうか?(30歳、男性、公務員)
A.SNSは誤解をばら撒く厄介なツールであるのは確かなようです。同時に真実もばらまくので、余計に誤解の味が複雑になるわけです。にしてもバッドな条件が揃いすぎていて、なかなかすぐに誤解を解くのは難しいように思います。だってそれ、遅く帰らなかったとしても、インスタにそんなものを上げる事自体がもうアウトでしょう。そもそもなぜあげた? という話です。素人の方がプライベートの飲み会の写真を上げることの利点が、わたしにはまったく理解できません。
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