メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2022年10月8日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ウクライナに冬が訪れようとしている。それとともに、「戦争の長期化」「ウクライナのシリア化」が危惧されている。    ウクライナ紛争で一番の想定外であったのは、ゼレンスキー大統領があまりも”アホ”であったこと。長期的ビジョンを持たず、周辺国に対し、単に「もっと武器を!」としかいわず、むしろウクライナの不安定化を招き、自己保身しか頭にないようだ。  ちなみに主要国で「ウクライナよりもロシアが悪い」と調査に回答した国民が最も多かったのは、日本国民のようだ。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- アメリカで野球人口が増加傾向 一方、日本における「サッカー人口」、すでに「野球人口」を上回る メジャーリーグ 野球人気回復のための取り組みは? -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  アメリカにおいても、そして日本においても「野球人気の衰え」が指摘されているなか、しかしアメリカで野球人口が再び、上昇傾向であることがわかった。  スポーツ&フィットネス協会(SFIA)によると、2018年のアメリカのアマチュア野球人口は1590万人で、この数字は2014年から21%も増加している(1)。  データのなかには、家の庭でバットを振る6歳の子どもから、米国大学野球選手権の先発メンバーまで含まれる(2)。とくに最も増加したのは、1年間のプレー回数が1~12回までの、「草野球」であるという。  この数字は、2014年から53%も増えた。  一方、より高頻度で野球をしている層は5%増と緩やかな伸びにとどまっているものの、たとえばタックル有りのアメリカンフットボールの競技人口は過去5年で3.4%減り、あるいはアイスホッケとサッカーはそれぞれ、競技人口が3.8%減、4.3%減となっていることを考えれば、野球のデータは健闘している数字だろう。  野球人口の増加に一役買ったのは、メジャーリーグが2015年から始めた「プレーボール」という全米的なプログラムであるという(3)。これは、子どもたちにバットの振り方やボールの投げ方、捕り方を教えるというものだ 目次 ・日本における「サッカー人口」、すでに「野球人口」を上回る ・メジャーリーグ 野球人気回復のための取り組み ・人気回復の試みは日本でも 学童野球、ホームベース拡大 、「四球狙いにバント、盗塁ばかりで勝ったとして、楽しいのは大人でしょう」 ・日本における「サッカー人口」、すでに「野球人口」を上回る  日本における野球人気は、実のところどのようになっているのだろうか。結論をいえば、日本においては「サッカー人口」が「野球人口」をすでに上回っている。 このラインより上のエリアが無料で表示されます。  1992年から実施されている「スポーツ活動に関する全国調査」によると、「年1回以上」のサッカーの推計人口は436万人で、野球の384万人を上回っていた(4)。  ほかの「種目・競技別推計実施人口」でいえば、最も多かったのが「散歩・ウォーキング人口」4913万人で、以下、「ジョギング・ランニング人口」1055万人、「バレーボール人口」290万人、「バスケットボール人口」218万人とつづく。  そのなかでも野球人口に限ってみると、とくに「大学野球」をのぞき、大幅に競技人口の減少が進んでいる(5)。  さらに女子種目に対象を広げてみると、その差は顕著だ。  女子ソフトボール部は、2011年に24853名だった加盟人数は、2015年には22409名にまで減少している。軟式野球は10983名から10307名でまでの減少。一方、女子サッカーは、8713名だった加盟人数は10472名まで増加している(6)。 ・メジャーリーグ 野球人気回復のための取り組み  このようななか、メジャーリーグは野球人気回復のための地道な取り組みを始めている。  メジャーリーグ機構で野球とソフトボールの発展に尽力を尽くすトニー・リーギンス氏によれば、2015年にロブ・マンフレッド氏がMLBコミッショナーに就任して以降、とくに若者が野球に触れる機会をさらに増やすことが優先課題となっていると指摘(7)。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
  • 660円 / 月(税込)
  • 毎週 日・土曜日