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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4406号 令和4年10月7日(金)発行
発行部数 11,506 部
【民政の始め、四ヵ条】
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【民政の始め、四ヵ条】
「これをやしなふに時を以てす」、
季節にかなったものを食べるようにさせる、とは、
民に飲食の贅沢をさせないことであり、
「これを用ふるに礼を以てす」、
礼を越えた生活をしないようにさせる、とは、
民に何につけても身分不相応のことをさせないことであります。
田畑がよく耕されており、
年貢も軽かったとしても、
民の生活が贅沢で身分不相応のことが多かったならば、
これはやがて貧しくなる本であって、
その果てには田畑も荒れ、軽い年貢も重く思われるようになります。
ですから、
「その田疇をおさむ」
「その税斂を薄くす」
「これをやしなふに時を以てす」
「これを用ふるに礼を以てす」
の四者の実行こそ民政の始めであって、
これが実行されたならば、
「米倉が満ちて人々は礼節がわかり、
衣食が十分で人々は栄辱がわかる」
の道理で、民に不仁者がいなくなるところにまで至るでしょう。
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