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Q. FinTechコンサルのAtlas technologiesが設立4年で上場。急成長を実現した収益源とは?

決算が読めるようになるノート
ヒント:●●の大きな伸び。 この記事はhikoさん(企画・リサーチ担当)と編集部の共同制作です。 FinTech領域のコンサルティングサービスを手がけるAtlas Technologies株式会社が2022年10月26日に上場予定と発表しました。Atlas Technologiesは2018年1月設立で、わずか4年8ヶ月での上場となります。 船井総研の調査によると、2021年に上場した会社の設立から上場までの平均期間は約19年でした。Atlas Technologiesはいかにしてここまでの急成長を成し遂げ、短期間で上場計画に至ったのでしょうか。 今日はAtlas Technologiesについて、急成長した理由と、今後の成長戦略をまとめてみました。 創業者の意外な経歴 Atlas Technologiesの創業者であり、代表取締役の山本浩司氏は2005年に慶應義塾大学を卒業後、JAXAに入社しています。宇宙飛行士の選抜プログラムの企画実行や、国際宇宙ステーション、スペースシャトルのフライトコントローラー、JAXAのオープンイノベーションプログラムを推進していたそうです。 その後、ソフトバンクにてVisaやMastercard、AppleやGoogleなどグローバル企業とのプロジェクトを推進していました。大企業とビジネスをした経験を元に、自らコンサルティングの会社を立ち上げるに至っています。 Atlas Technologiesの事業概要 Atlas Technologiesは「あらゆる産業とFintechの融合」をミッションに掲げて、決済を中心としたFintech領域のコンサルティングサービスと実行支援を提供しています。 どこかの子会社ではなく、独立系であることから中立的にパートナーを選定し、戦略策定からその後の要件定義、システム設計、業務構築などの実行まで一気通貫でサービスを提供しています。 Atlas Technologiesは難易度の高いFinTech領域に特化し、専門性を有しています。 一般的にFinTech領域は規制産業であり、関連する法令や規制が多く存在していたり、ライセンス取得の難易度が高かったり、またシステム構築のハードルが非常に高いと言われています。 たとえば、決済サービスであれば電子決済等代行業のライセンス取得が必須で、システムも簡単なものでは成立しません。データ処理方法の検討や、不正対策やサイバーセキュリティ強化も非常に重要です。 顧客から喜ばれかつ利益率の高いビジネスモデル

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  • アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。
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