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「時の花」2022/10/10号

馬渕治好の週次メモ「時の花」
時の花 2022/10/10 今週(2022/10/11~10/14)の日経平均予想:〇〇〇~〇〇〇円 ←実際には、予想数値が載っています (先週の予想:25500~26300円、実績値:25621.96~27399.19円) 先週は、月曜日(10/3)の東京市場の途中から、日本株の現物のみならず、ほぼ同時に米株先物や米長期債時間外取引価格も、想定外のタイミングとスピードで、上振れを始めた。これは米国でのISM製造業指数や求人数の発表前なので、そうした経済統計は株価上振れのきっかけではありえない。 先週の動きは、先々週まで米国市場での過度のインフレ騒ぎと金利上昇騒ぎが続いたため、今週に入って何のきっかけも材料もなく、その反動による株価上昇(と米長期国債価格上昇=利回り低下)が生じた、と解釈している。その後から、前述のような9月のISM製造業指数や8月の求人数が弱い数値となったため、インフレ騒ぎの反動を後から支援した形になった、ということだろう。そして週末にかけては、週初からの株価や米長期債価格の上昇が急だったため、その下向きへの反動が一旦生じた(9月の米雇用統計が極めて強い数値であったわけではない)と考える。 今後も、内外の投資家心理は不安定で、短期的には何の材料もきっかけもなく、場合によっては材料が示唆する向きとは逆方向に、世界の株価も金利も上にも下にも振れ続けるだろう。今週は米国で物価指数の発表(10/12(水)に9月生産者物価指数(PPI)、10/13(木)に9月消費者物価指数(CPI))が予定されているが、その発表直後に短期的に市況がどう振れるかは、予想できるものではない。 ただ、長期的に展望すれば、

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