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第237回 謎のホエールによるビットコイン買い、マイニング難易度の上昇、いま注目されているプロジェクト その2
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▼今回の記事
今回もいつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨の先週の動きについて紹介する。「テレグラム」などのSNSで個人投資家が多く集まるアカウントで注目されれている動きを中心に紹介する。大口投資家、ホエールによる買い、そしてビットコインのマイニングの難易度上昇についてだ。
次にメインテーマとして、分野に関係なくいま注目されているプロジェクトとそのトークンを複数紹介する。今回はその2である。
▼相変わらず低迷が続くビットコイン
ビットコインだが、9月17日に319万円をつけてからは断続的に下落している。最近では10月4日の292万円が最高値であった。10月10日現在は283万円で取引されている。やはりビットコインは依然としてダウやナスダックの相場と連動して動いている。変動幅としてはナスダックほどではないが、ダウよりも相場の動きは激しい。ちょうどダウとナスダックの中間のような変動幅になっている。
ダウやナスダックの低迷の理由ははっきりしている。アメリカを始めとした欧米先進国のインフレがコントロールできず、深刻なスタグフレーションに陥いりつつあるからだ。そのため、FRBを始めとした各国の中央銀行はインフレ抑止のための利上げを継続せざるを得なくなっている。利上げは景気を減速させると同時に、国債を始めとした債権の下落を引き起こす。先々週はデフォルト懸念からイギリス国債が暴落し、イングランド銀行の買い支えによりなんとか難を免れた。
このような状況なので、株価も低迷したままだ。前回の記事ではビットコインの相場と株価との連動が次第に解除されてきているという希望的な観測の情報を紹介したが、いまのところそれは確認できていない。両者はしっかりと連動している。また前回の記事では、10月にはビットコインは最大2万6000ドル(約371万円)を記録する可能性があるとした著名なアナリストの情報を紹介したが、いまのところこれも実現する予兆はないようだ。
●謎のホエールによる大量買い
しかし、ビットコインのこうした低迷にもかかわらず、近い将来の相場の上昇を予感させる興味深い情報も個人投資家が多く集まる「テレグラム」のアカウントで注目されていた。ビットコインの相場を押し上げるところまでは行かなかったが、謎のホエール(大口投資家)によるビットコインの買いが大量に行われていたことが分かった。
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