日刊 大石英司の代替空港
▲▽A350 vs B787▽▲
ロンドン滞在記はやたら長くなるので、今日は旅の最後の復路便に関してです。
(ブログに写真数点)
最初の写真は、私が乗ったJAL B777-300ER機が、太平洋上へ出た直後のモニ
ター画像です。機首はアラスカ方向に向いているのに、飛行経路を示すラインは、
逆方向のシベリア上空を経て真っ直ぐロンドンへと至るルートを示している。
搭乗中ずっとこれでした。つまり実際の飛行経路は出て来ない。以前の、大陸
横断時の経路が表示され続けるのみ。日航はこの程度のことも修正できない。
そして、復路。まずロンドンからヘルシンキに飛ぶために乗ったフィンエアの
A350-900です。実はこの900型というのはそんなに新しい機体ではありません。
所が何と、離陸から着陸まで、フルタイムで機外カメラの映像がモニターに出
る。カメラはたぶん垂直尾翼のどこかにあるんでしょうね。残念ながら上空はほ
とんど曇っていたのですが、着陸寸前には、ヘルシンキの街並みを拝めました。
ちなみに、このライブカメラ、流行ったのは、だいぶ前です。それこそほとん
ど半世紀前。なぜ廃れたか? 1979年に発生したシカゴ・オヘア空港でのDC-10
エンジン脱落墜落事故がきっかけだと言われています。この時、機内にいた乗客
は、自分が乗った機体が反転して地面に突っ込んで行く様子を正面のスクリーン
で見ていたと言われている。
それで、これは精神衛生上よろしくないからやめようということになった。
で、この機体、当然飯が出てくるだろうと思っていたら、出て来ないorz。ジ
ュースも買えというサービスだったんだけど、ちゃんとした昼飯なら買って食べ
たのだけれど、何かパン一切れな感じだったので何も食べずにヘルシンキへと向
かいました。
ただ、この搭載システムはいろいろと素晴らしかった! ほとんどコクピッ
ト・パネルみたいな情報もモニターに出てくる。JAL便の、そのへぼいモニター
画像と比較して下さい。
ヘルシンキ空港での乗り換え。空港の外に出たわけではないけれど、ピーカン
な天気で、暑そうな感じでしたね。ターミナルを延々歩いて、やっと日航機の近
くにバーガー屋を見付けたのだけど、でも行列が進んでいるように見えない。こ
んな所に並ぶべきでは無かったのに、もうコンコルド効果ですorz。
そこから離れられない。30分その行列に並ぶ羽目になって、バーガー一個、4
千円近くしたような気がします。
それを手にしてやっと腰を下ろして、食べながらメールチェックしたら、編集
者から本文用イラストが出来上がったのでチェックして下さいのメールが。俺激怒w。
そら、「別に向こうでもメールはチェックできる、普段通りですよ」とは言っ
たけど、今日は移動日で、睡眠不足と疲れが溜まって思考レベルが普段の4割く
らいに落ち込んでいる所で、一寸たりとて緊張は抜けない(まじ、一寸の気の緩
み、判断ミスが命取りになるのが移動日)、しかも、週末だから、返事は今返す
しかない。離陸してからネットが繋がるという保証がない(復路往路、それぞれ
1時間ずつ接続サービスを契約したが、相変わらず回線品質は酷かった)。食事
は諦めて作業に掛かる。
*今国内にいない、海外にいるということが解っている人間に、返信や判断を要
するメールを送っては駄目です。相手は時差惚け&疲労の極限状態、そもそもそ
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