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【痛くない死に方 2022年第41号】ワクチン接種後ヤコブ病になった人… 半年ぶりの再会

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2022/10/15
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2022年 第 41号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。おかげさまで僕にとって64歳の限界に挑戦した(?)怒涛の一週間が 終わりました。10月10日の梅田TRADで昼は児玉慎一郎先生とぶっつけ本番の漫才、 13日は夙川で、名倉さんのピアノでしっとり大人のライブ、お越しいただいた皆様 ありがとうございました。60歳からの僕の夢「歌がうまくなりたい! 歌でお客さん を感動させたい!」という想いに、多くの方から拍手をいただき、幸せでした。 幸せすぎてこのまま死んでもええか、と思いましたがまだ死ぬわけにはいきません。 昨日10月15日、東京のど真ん中、一ツ橋ホールで行われた「コロナとイベルメクチ ン」講演会、500人もの人がお昼に集まってくれました。この演題を発表するや否や、 いろんな苦情や、誹謗中傷が僕のメールに舞い込んできます。 「誰がイベルメクチンを潰すのか」「誰がコロナワクチン後遺症を亡き者とするのか」 北里大学の花木秀明先生、須藤元気参議院議員にも御登壇いただき、熱い思いを語っ て頂きました。驚いたのは、皆さんから頂いた、アンケートの量の多さ。皆さんの怒り。 来週以降、集計したものをまたあらためて発表しますが、この紙に切々と書かれた、 苦しみと悲しみ、怒りと嘆きの言葉を見ても、僕を批判し、ワクチン後遺症なんて長尾 の捏造という人たちは、なんとも思わないのでしょうか…。  正直僕は、ワクチン後遺症の仕事は、もうそろそろ一線を引こうかなと思っていた。  ワクチン接種後に著しく体調を崩し、どこの医者も向き合ってはもらえず、盥回しに なっている患者さんたちを見るに見かねて引き受けることになっただけ。どうにかこう にか、ひとりひとりの治療法を模索し、その事実をメディアに発表するだけで四面楚歌 になるどころか、ときには殺害予告まで受ける僕。  もうやめようかな…何度夜中にひとり、誹謗中傷のメールを削除しながらそう思った かわからない。こんなことのために医者になったんじゃないし、一度きりの人生、笑っ て過ごす夜を重ねたいからだ。  でも……そんなときに、この人の訃報が届いた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  がん治療で摘出した腎臓から病巣を切除し腎不全患者に移植する「病気腎移植」で知ら れる医師の万波誠(まんなみ・まこと)氏が14日、岡山県備前市の病院で死去した。  81歳。備前市出身。親族が明らかにした。    万波氏ら「瀬戸内グループ」と呼ばれる4人の医師は1991~2006年、愛媛県宇和島市 の市立宇和島病院と宇和島徳洲会病院などで42件の病気腎移植を実施。  06年11月に一部を公表した。日本移植学会を中心に医学的妥当性を問う声が上がり、 万波氏らは病気腎移植を中断した。厚生労働省が07年、病気腎移植を原則禁止にしたが、 その後、先進医療として認められた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10月14日 共同通信  一度お会いしたいと思っていた。いつか会えると思っていた。だけど叶わなかった。  腎臓がんなどの患者さんから摘出した腎臓。その病変部を取り除いて、人工透析をして いる人に移植する―――「病気腎移植」「修復腎移植」。 2006年、万波医師のこの行為を、週刊誌はセンセーショナルに取り上げる。 知りもしない訳知り顔のオエライさん医師たちが、トンデモ医療だと批判しはじめる。

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