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【Vol.360】「タトゥーに見るニューヨーカー思想」「決着!日米間の相違」

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明
2022/10/16 Vol.360 目次 1. 最新ニューヨーク事情「タトゥーに見るニューヨーカー思想」 2. 今日のニューヨーカー「決着!日米間の相違」 ============================= 1. 最新ニューヨーク事情「タトゥーに見るニューヨーカー思想」 先月29日ニューヨーク市議会に、職場や入居、公共サービスの利用に際して、タトゥーを理由に差別することを禁じる法案が提出されました。 そのニュースを聞いて、最初の感想は「え、いまさら!?」もしくは「まだなかったんだ(法案)!」でした。 いくらニューヨーカーといえど、さすがにタトゥー、もしくはタトゥーを入れている人に対する偏見はまったくゼロではなかったようです。意外といえば意外なのだけれど。 とにかくタトゥーに限らず、ニューヨーカーはあらゆる「差別」に対し、敏感に反応し、許さない。以前、地下鉄の中で、女性同士が大声を上げてケンカをしていました。その光景自体は特に珍しくもないので、周囲も苦笑いをしていて傍観していた。僕自身も、どちらかが手をあげない限りは放置プレーだった。ケンカの原因はわからないけれど、どちらかというと、手前の若いスパニッシュなまりの女性の方が冷静に対応していたので、なんとなく、雰囲気的には奥のアジア系の年配女性の方が悪者っぽい空気にホームは充満していた。心の中でみんな手前の女性に肩入れしていたと思います。 それが、そのスパニッシュの女性のある一言で場の空気は一気に形成逆転になりました。ボソッと、彼女が中国人に対しての差別用語を呟いてしまった。小さい声で。ついつい勢いで。 その一言をニューヨーカーたちが、聞き逃すわけがない。

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  • 全米発刊の邦字新聞「WEEKLY Biz」の発行人、高橋克明です。新聞紙面上や、「アメリカ部門」「マスコミ部門」でランキング1位になったブログでは伝えきれないニューヨークの最新事情、ハリウッドスターとのインタビューの裏側など、“ イマ”のアメリカをお伝えします。
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