*******************************
馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
*******************************
第590号(2022/10/16) 材料の意味より、心理やポジションにより市況は上下動/不安定ながら底入れへ
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
セミナーの予定を追加しました。
10/22(土)横浜(9/20)
10/29(土)大阪(10/20)
12/3(土)高岡(2/25)
12/17(土)浅草(8/15)(残席:7)
12/24(土)福岡(0/15)
1/7(土)札幌(0/20)
1/14(土)名古屋(3/20)
1/28(土)浜松町(0/30)
2/4(土)大阪(0/18)
2/11(土)横浜(0/20)
2/18(土)ウェブ(1/150)
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(10/10~10/14)の世界経済・市場を振り返って
<米CPIへの市場の反応は、データの意味合いではなく心理やポジションが中心の動きで、やはり事前には予測不可能なものだった、為替は米ドル高+円安>
(まとめ)
先週注目されていた、10/13(木)発表の9月の米CPI(消費者物価指数)は、前年比が8月から低下したが事前予想ほどは低下しなかった、という形でした。そうした「形」は9月に8月分のCPI発表時に米株価が暴落した局面と同じだったため、当日の米株価は大きく下振れして始まりましたが、場中から大幅に上昇しました。
これは、実際の経済データが意味するところに沿って株価が動いているわけではなく(ただし、物価上昇率の前年比が少しずつでも低下していって、それを受けて株価が上がる、ということ自体は「まとも」です)、投資家心理やポジションの動きに振り回されている、と解釈します。
為替市場では、米ドル高と円安が同時進行しました。先週は日本が覆面介入を行なったとの推察がされており、G7財務相・中央銀行総裁会議でも、日本以外の国からも米ドル高に対する警戒が示されたものの、米国自身は市場に任せきりにする姿勢です。
(詳細)
先週において、もっとも注目されていた材料であった、10/13(木)発表の米国の9月のCPIは、前年比が8.2%上昇と、8月の8.3%からは伸びが鈍化しましたが、事前予想値の8.1%までは低下しませんでした。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)