バイデン、サウジの裏切りに報復か

バイデン、サウジの裏切りに報復か 　米国国家安全保障会議のカービー報道官は11日、OPECプラスが大規模な減産を決めたことを受けてバイデン大統領がサウジアラビアとの関係を見直すことを伝えました。この裏に何があったのか、その波紋はどこに強く表れるのか、検討してみましょう。 「サウジの裏切り」 　米国のバイデン大統領の不満がついに爆発しました。バイデン大統領は先にこれまでの主張、つまりサウジでの米国籍記者の殺害にサウジのムハンマド皇太子が関与している、との見方を一旦封印し、これに目をつぶって自らサウジに飛んで石油価格の安定のために増産を依頼しました。その答えが、今回のOPECプラスによる日量200万バレルの減産決定という形で帰ってきました。