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インフレはまだまだ続く、と、為替介入

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2022/10/19
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インフレはまだまだ続く、と、為替介入 おはようございます。 秋晴れの素晴らしい日が私の住んでいる地域では続きます。町の中はある程度、活気を取り戻しているようですが、マーケットの方はよくない状態に進んでいきます。また、お前は現状を楽観すると、将来を悲観する、といつもの周囲の声。確かにその通りだな、と思うものです。現状が悲観の雰囲気だと、将来をお前は楽観する、と逆張りだよ、発想が、と言われます。そうなんだけど、雰囲気に流されることを「よし」とはできないタイプなのでどうしてもそういう発想になる、変わり者、角野(笑)。 ■為替介入の話 個人的には財務省は、介入へのコメントに関してはノーコメントを貫くでしょうが、きのうの7時くらいに行われたのはおそらく、財務省による日銀の介入であろう、と思います。その詳細は現時点ではわかりません。 理由は、財務官が通例に順い「断固たる処置をとる」と発言したこと。そして、イギリスの金利が急騰した後の5分後に介入があったこと。 ここからわかることはイギリスの混乱は世界のフォーカスが集まっていること、そして、その金利急騰で円安が進行をするのであればそれを口実に介入を実施できた、ということです。財務官の発言は関係各位に、行いますよ、と発言をしたのと同じで、それでやらなければ信用問題に発展することでしょう。 すべて推測の話になりますが、こう考えるのが非常に合理的なように思います。 今後、起こることは、円安が起こるたびに介入実施や、円安警戒発言が出続けるということでしょう。現在、149円のアッパーサイドでドル円は推移をしており、この値位置が続けば円安方向に跳ねる可能性が高い、ということです。 では、次回の警戒発言や介入は4%の水準になるわけです。この4パーセントという水準は微妙なラインで、意味がわからない人が大多数ですが、4パーセントラインで介入を実施してもあまり効果がないことはテクニカル的に明かなことなのです。ですから、警戒発言だけにとどまる可能性の方が高い、と思います。しかし、マーケットのコンセンサスでもある150円は超えてしまいますので、判断の難しいところです。 円は独歩安の状況であり、ドル安になっても、円高にならず、むしろ今はユーロやポンド高に反応をしている状態です。とにかく売っておけ、という状態になっており、見方によっては最終局面です。よくわかりませんが、行きつくところまでいかないともう無理、という状態なのであろうな、と思います。

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