□■【石原加受子】一方的な話し方では得られないもの　■□

□■□　石原加受子の実生活に使える「意識のお話」　□■□ 「自分中心心理学」は、自分を愛するための心理学です。 「自分を愛する」には、自分を核とします。 可能な限り自分の心に寄り添い、自分の心を裏切らない。 そして、自分の心を満たす。 そうなれば、自分の「願い」は、ストレートに叶います。 …………☆★☆★☆…………☆★☆…………☆★☆★☆………… □■【石原加受子】一方的な話し方では得られないもの　■□ 人間関係が苦手という人は少なくないと思います。 ある人は、相手とどう会話をすすめていいかわからないと言います。 「自分では、相手の機嫌を損ねないように、気を遣ってやっているつ もりですが、会話がかみ合いません」 気がつくと、相手が不快な表情をしているので、 「何か失礼なことを言ってしまったのだろうと思うのですが、どこで そうなったかもわかりません」 それからは、相手が自分を避けるようになる、と言います。 人とどうかかわっていいかわからずに、一方的に話をしてしまう人た ちが増えているようです。相手とコミュニケーションをとっているつ もりでいても、実際には、そうなっていない。お互いに、自分の関心 事を話しているだけで、共通の話題になっていない、ということもあ るようです。 一方的な話し方をしてしまう人は、講演や一人パフォーマンスには向 いていますが、日常生活では、人とつながることがむずかしいのでは ないでしょうか。 例えば、ホリエモンさん、ひろゆきさん、メンタリストのダイゴさん といった面々は、一方的に饒舌に流暢に、時には毒舌は吐いたりする ものの、彼らのような存在に憧れたり、ファンの人も多いでしょう。 彼らは、いつもは一人で言いたいことを言っていますが、彼らが対話 するとしたら、どうなるんだろうと、私も興味を覚えます。 果たして、会話が成立するのだろうか、と。 この会話というのは対等な関係での会話であって、例えば、Ａさんが メインゲストで、ＢさんがＡさんにインタビューするというような会 話を意味するものではありません。 こんな主従関係のような会話ではありません。 映画で、主役級のＡ俳優さんと主役級のＢ俳優さんとが共演すること ってありますね。そんなとき、映画そのものではなく、「楽屋裏で、 彼らは仲良く撮影できるのだろうか」などと考えたことがあります。 でも、裏話では、撮影日時はバラバラで、いつも一緒にというわけで はなく、一度も同じ現場に立ち合ったことがない、という場合もある