いろいろなことは起きていますが、今回は、
「ロシアが戦争を長引かせているのは、これが理由かな」
と思ったことを少し書かせていただきます。
簡単にいうと、
「アメリカにもヨーロッパにも、武器がなくなっちゃっている」
ようなのです。
ウクライナに送りすぎていることも含めて。
《史上初めて米軍の評価が「弱い」に》
これを伝えていたのは、ワシントンD.C.に本部を置く歴史ある
保守系シンクタンクのヘリテージ財団のレポートです。
ヘリテージ財団は、毎年、米軍の「強さ」の総合評価を出しますが、
10月18日に出された報告書のタイトルは、
「ヘリテージ財団が2023年の米軍強度指数を発表、
米軍に史上初の「弱い」総合評価を与えた」
というものでした。
現代アメリカ軍の歴史の中で、初めて「弱い」という評価がついたのです。
冒頭はこのように始まります。
(ヘリテージ財団の報告書の冒頭より)
> ヘリテージ財団の米軍強度指数は、現在の態勢では、
> 米軍は「弱い」と評価され、
> 単一の主要な地域紛争の要求を満たすことができないという
> 重大なリスクにさらされていることを初めて発見した。
各項目ごとに評価されているのですが、最も弱いのが「空軍」で、
「非常に弱い」という評価をつけられていました。
(ヘリテージ財団の報告書より)
> 「空軍: 非常に弱い」 この空軍評価は、
> 2022年指数の「弱い」評価から格下げとなった。
> 航空機の老朽化と不十分なパイロットの訓練と維持により、
> 戦時の要件を満たすために必要な質の高い戦闘航空力を生み出す
> 空軍の能力が低下し続けている。
> 空軍が危機に迅速に対応し、パイロットの訓練と
> 第5世代兵器システムの数を増やすことなく
> 空域を支配することは困難だ。
「強力」と評価されたのは、「核」能力だけでした。
この報告について、分析した英デイリーメールの記事がありますが、
以下のように書かれていました。
デイリーメールの記事より
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米国は現在、陸上配備型ミサイルを 300発しか保有していないが、
中国は 14,000発以上、ロシアは 12,000発以上を保有している。
ヘリテージ財団は、 米軍に関する4つの主要な側面は、
横行するインフレに対応できなかったペンタゴンの予算によって
絶望的に妨げられていることに気づいた。
特に海軍は、「艦隊の継続的な減少を阻止し、元に戻すことができない」
ことを示しており、ロシアと中国のライバル艦隊は、
過去20年間でそれぞれの人員を3倍以上増やしている。
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