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KDDIがStarlinkによるスマホ直接通信の実現に含み 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.488

石川温の「スマホ業界新聞」
--------------------------------------------------------------------------------------- 石川 温の「スマホ業界新聞」 2022/10/22(vol.488) --------------------------------------------------------------------------------------- 《目次》 1.iPad ProがWi-Fi6Eとミリ波に対応して登場 -----日本ではどちらも使えないというのが残念 2. KDDIがStarlinkによるスマホ直接通信の実現に含み -----同社が持つ周波数帯にStarlinkは対応するのか 3.海外出張に大活躍のPixle 7 Pro -----デジタルズームは取材記事にも使えるクオリティ 4.今週のリリース&ニュース 5.編集後記 --------------------------------------------------------------------------------------- 1.iPad ProがWi-Fi6Eとミリ波に対応して登場 -----日本ではどちらも使えないというのが残念 --------------------------------------------------------------------------------------- アップルはiPad(第10世代)とiPad Pro(第4世代)を10月26日に発売すると発表した。 iPadはデザインが大きく変わり、ホームボタンが消滅。デザインテイストがiPad ProやiPad Airなどと同系統になった。Lightning端子からUSB-Cに変更となったものの、Apple Pencilは第2世代ではなく、第1世代が踏襲され、USB-CからLightning端子に切り替えるアダプターを経由して充電するという謎仕様となっている。 通信業界的に注目なのがiPad Proだ。Wi-Fi6Eと5Gはミリ波に対応している。しかし、Wi-Fi6Eは日本と中国は非対応。ミリ波に関してもデバイスとしては対応しているものの、アメリカなどの周波数帯のみ対応で、日本で展開しているn256には非対応。結果として、日本でミリ波は使えないことになっている。 アップルとしてはiPhoneもアメリカ向けはミリ波対応に積極的だが、日本向けではミリ波に対する意欲すら見られない。 なんとなく取材をすると「日本の5GはSub-6がメインなんでしょ」として、ミリ波への対応は優先順位が低そうな感が伝わってくる。 日本で半分近いシェアを誇るiPhone、さらにタブレット市場で一人勝ちを続けるiPadがミリ波に全く対応しないとなると、日本のミリ波はいつまで経っても浸透しないのではないか。 あるキャリア幹部も5Gスタート時には「ミリ波は難しい周波数帯だ」として、当面はSub-6でエリア展開を図っていくと語っていた。

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  • 日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。アップル・iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。ネットワーク障害やキャリアの新サービスなど、話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。さらに業界のキーマンにもインタビュー取材を行い、スマートフォン業界の「今」を伝えます。スマートフォン業界人の「必読紙」を目指します。
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