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自立支援医療制度は医師からすすめるべきものか

メンタルヘルス・精神医学から時流を読む
 記録的な円安や物価高によって、生活苦に悩む人が増えている。サラリーマンから自営業、学生、年金生活者など幅広い職種にわたって、影響を受けていると思われる。  物価は上昇しているが、患者が負担する医療負担は上がっていない。わたしも今月は眼科や皮膚科の受診の必要があったが、3割負担でも支払いは改めて安いと感じた。しかし、収入が低く病気がちの人にとっては、実際の支払額だけが問題ではない。物価高で収入はできれば食費や家賃など必要経費に充てたく、医療費にはできれば割きたくないだろう。また、病院通院は待ち時間など含めて、時間がかかる。仕事を休まなければならないなど、やはり病気を持つとなにかと不都合だ。

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  • メンタルヘルス・精神医学から時流を読む
  • 精神科医の西多昌規(にしだ まさき)です。メディアなどで話題となっている、あるいは世間の関心を集めている事件や出来事を、精神医学やメンタルヘルスから読み解き、独自の視点をもとに考察していきます。医療・健康問題だけでなく、政治経済や社会文化、芸能スポーツなども、取り上げていきます。*個人的な診察希望や医療相談は、受け付けておりません。
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