メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

奇跡のみつお物語その28

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【いざ東京へ】 「あい、お前自衛隊じゃないか?」 それは、スナックでたまに見かける顔のしまんちゅ(島人)だった。 顔は知っているが名前は知らない。 しかし、会うはずがない船の上で会うと知人ではなくても、知人のような気がしてくるのがウチナーンチュ(沖縄の人)の性格である。 「あい、キャッツでよく会ったよね」 「なんで、出張か?」 「違うよ、自衛隊辞めたよ、今から東京に仕事しに行く」 「あい、そーねー、俺も東京に仕事しにだよ、何しに行くの、俺は鉄筋屋」 「俺はちょっと新しいビジネスで友達に誘われて行く」 二言、三言話をすると、すっかり友達になるのが沖縄の人間である。 みつおはまだ新しいバイクと共に船で東京に向かっていた。 沖縄から東京まで、二泊三日である。 長い船旅だが、そこで知り合った島の人間は貴重だった。 その夜、さっそく船内のバーに飲みに行く約束をした。 しかし、そのバーは営業時間が短く入って30分で閉店だった。 沖縄では飲み始めるのが夜の8時くらいからなのでその感覚でいったら、夜の9時閉店だったのだ。 「えっ?まじで?今からがスタートじゃないの?」 しょうがないので、二人はビールが売っている自販機の前のベンチに座って飲み始めた。 島の飲み屋の女の子の話で予想以上に話が盛り上がり、気がつけば…

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 「琉球スピリット」~みつおの世界~
  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日