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小松成美の伝え方の教科書 vol.36「人々を魅了しつづける宇宙のチカラ ~若田さんが伝えたい希望と使命~」

小松成美の伝え方の教科書-ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術
「小松成美の伝え方の教科書 ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術」 vol.36 人々を魅了しつづける宇宙のチカラ 〜若田さんが伝えたい希望と使命〜 【今週の目次】 ============== 1. 成美のつぶやき └イーロン・マスク氏の宇宙船で出発した若田光一さん └宇宙への興味に年齢は関係ない 2. 人々を魅了しつづける宇宙のチカラ 〜若田さんが伝えたい希望と使命〜 └オファーすら困難な宇宙飛行士への取材 └ 日本人だからこそ世界に向けてできること └世界を繋げた「宇宙飛行」 └人間は、未知の世界への憧れを抱きつづける └ 過酷な環境下で感じた人と地球の奇跡 └いつか宇宙は日常を過ごす場所になる!? └宇宙で1日は〇〇分!? └宇宙で感じた地球への愛 3. 小松成美オススメの〇〇! 4. お知らせ ============== 1. 成美のつぶやき イーロン・マスク氏の宇宙船で出発した若田光一さん 2022年10月6日、若田光一さんが宇宙へ向けて出発しました。 若田さんが乗り込んだのは、イーロン・マスクさんがCEOを務める宇宙メーカー・宇宙輸送サービス会社であるスペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」5号機です。クールなデザインの宇宙服の身を包んだ若田さんの笑顔がとても印象的でした。 (宇宙船「クルードラゴン」の宇宙服のデザイナーは、マーベルコミックの映画『アベンジャーズ』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』などに携わった衣装デザイナー、ホセ・フェルナンデスさんです) 10月6日午前1時10分(日本時間)、「クルードラゴン」5号機は無事ロケットから分離され、打ち上げは成功しました。翌7日午前6時ごろ(日本時間)、ISSへドッキングし、午前7時50分ごろには連結部のハッチが開かれ、若田さんは、ISSに乗り移りました。 (国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400kmの上空に建設された巨大な有人実験施設です。1998年に宇宙での建設が始まり、2011年7月に完成しました。) 国際宇宙ステーション(ISS) | JAXA 有人宇宙技術部門 日本人最多である5回目の宇宙飛行となる若田さんは、ISS到着後のセレモニーで「無重力に戻ってきた。家に帰ってきたようだな」と英語であいさつし、迎えた仲間を笑顔にしました。若田さんは、約半年間ISSに長期滞在します。 宇宙への興味に年齢は関係ない もう一つ注目が集まっているのは若田さんの年齢です。若田さんはJAXAの最年長宇宙飛行士で59歳。1996年1月に32歳で初のミッションに参加してから27年が経過していますが、宇宙への情熱はもちろん、心身に衰えなど微塵も感じさせず、長年の経験を携えて今回のミッションに参加しています。 人生100年時代、宇宙旅行が間も無く一般にも広まっていくと言われているような時代ですから、現役世代のみならず、60〜80代の方々も成層圏を越えて宇宙を訪れるような機会が増えていくことでしょう。 若田さんのISSでの長期滞在は“高齢化社会”を迎える日本にとって、「年齢にとらわれることなく宇宙への関心を持とう」、と呼びかけるものです。 (アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスさんの宇宙開発企業「ブルー・オリジン」はが2021年7月に行った有人宇宙飛行には82歳の女性、ウォリー・ファンクさんが搭乗し、史上最高齢の宇宙飛行経験者となりましたね。また、また、2016年に95歳で逝去した宇宙飛行士のジョン・グレンさんは、1998年には77歳で、日本の向井千秋さんらとスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、NASA最高齢の宇宙飛行士となっています。) 事実、若田さんが宇宙へ飛んだことで、私も諦めず宇宙旅行を夢見ようと思えました(笑)。 今回のミッションに若田さんが選ばれたことで、今後ますます年齢の限界などの概念が覆されていくことでしょう。同時に、宇宙においても“経験”がどれほど大切であるか証明されたのだと感じます。 そういったことにも思いを馳せながら、若田さんの活躍をTwitterやJAXAやNASAのWEBサイトで日々チェックしています。

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  • これまでノンフィクション作家として、たくさんのトップアスリートやトップ経営者の唯一無二の「人生」を取材してきました。その経験をもとに、書籍だけでは書ききれなかった小松成美流のコミュニケーション方法や独自哲学を伝えていきたいと思います。経営に、スポーツに、文化に。多岐に渡って、学びあるコラムを配信して参ります。誰もが発信者となる時代に、是非ご参加ください。
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