ヒント:●●に対して、●●を実施。その結果、●●が●●している。
この記事はhikoさん(企画・リサーチ担当)との共同制作です。
皆さんも上のパッケージ商品をコンビニ等で見かけたことがあるのではないでしょうか。こちらは、1食で1日に必要な栄養素の1/3を摂取できる完全栄養食のパンやパスタで一気に認知を広げているベースフード株式会社の商品です。
完全栄養食は、大手食品メーカーも力を入れ始めており、忙しい現代人の食生活のニーズを満たすものとして注目されています。
ベースフードが販売を開始した2017年当初はまだ市場は限定的でしたが、その後、完全栄養食が多くの人に認知され、2022年2月期の売上高は55億円、販売を開始した4年前の2018年2月期の約153倍の売上にまで成長しました。
今日は、2022年11月15日に上場予定のベースフードの沿革と販路、定期購入者数の成長について解説した後に、ベースフードの継続利用率が93%と異常に高い理由に迫ります。
ベースフードの誕生
ベースフードは2016年4月に設立された会社で、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」をミッションとしています。
ベースフードの創業者である橋本氏は、DeNAでソーシャルゲームのプロデュースや、駐車場シェアリングサービスの立ち上げ、自動運転車によるサービス開発などの新規事業の立ち上げに携わっていました。
DeNA在籍中に、大きな社会課題を解決したいという想いから完全栄養食の主食という事業アイデアでベースフードを起業をしています。現代人は忙しいと言われますが、誰の元にもかんたんに栄養バランスがとれた食品が届く社会をつくる「栄養のインフラ」を目指したそうです。
2016年10月のクラウドファンディングを経て、2017年2月にAmazonで1つ目の製品となる完全栄養食のパスタ「BASE PASTA」の販売を開始しました。
さらに、2019年3月には完全栄養パンを開発し、薬局やジムなどのリアル店舗に販売網を拡大しました。2021年3月にはファミリーマートでの発売が開始され、これが大きな転機となりました。
ベースフードのビジネスモデルの鍵は3つの流通経路
ベースフードの販路は主に3つあります。
1. 自社ECサイト
2. 他社ECサイト(Amazon、楽天など)
3. 卸販売による小売店での販売
前出の沿革にもあるように、まずは他社ECサイトでの販売から始めて、その直後に自社ECサイトでの販売を開始しています。そして急成長のきっかけとなったコンビニ等の小売店での販売へと販路を拡大してきています。
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