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インフレはアメリカ国内では終息しつつある

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2022/10/25
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インフレはアメリカ国内では終息しつつある おはようございます。 ここのところ連日、ものすごく重要なこと、大事なことを書いている、という意識はあります。夏頃はロシアの問題やイランの問題なども記していましたが、今は書く暇がないというくらい金融市場のことを書いています。その上にイギリス問題までふりかかっており、もうやらなければいけないことがてんこ盛り状態。なのに周囲は働きが甘い、甘いとの連呼。負けないもん。だって角野、ドMだから・・・(笑)。そういわれることに快感を覚えるヘンタイΣ(・ω・ノ)ノ!です・・・。 ■アメリカのインフレについて このグラフはツイッターでしか掲載できないので仕方がない側面がありますのでチラ見せでも掲載をします。 https://pbs.twimg.com/media/Ff3lBkQUoAAoffO?format=png&name=900x900 ドルインデックスが緑、左軸で、価格をご覧いただければおわかりになりますが、上下を逆にしています。青は石油価格です。こちらは右軸になります。 石油価格とドルインデックスを6か月間、並べたのですが、その下がり具合は一緒です。正確には緑のドルインデックスは反転させてありますので、ドルの急騰に合わせて、原油価格が下がっています。 この意味は、ドルの価格が上昇した分、石油価格が下がっているという意味で、実質の石油価格は変わらないままです。たとえばドルの価格は半年間17%上昇していますが、石油価格は18%下がっているのです。差っ引きではほとんどゼロということになり、実質の石油価格は下がっていません。 この意味は現在のWTIは85ドルですが、ドルの価格が17%上昇していますので、以前の17パーセント上昇する前の価格は、85×1.17≒100ドルとなり、本当は石油価格などちっとも下がっていないのです。 それならいいじゃないか、という声があがりそうですが、商品相場の基本設計というのは全世界、どこの地域に行っても価格は同じになるという設計になっています。 たとえばグッチのバッグが日本で10万円で香港で20万円なら賢い人であれば、みな日本で買って、香港で売却します。となると日本での需給が締まって、香港ではルーズになりますので価格が同じ価格に近づいてきます。どちらにしろ、同品質、同量のものであれば何れ価格は同じ価格になる、という理屈からマーケットはどこの地域に行っても同じ価格になります。 日本は円安が年間30%進行していますので現在85ドルのWTIは85×1.3≒110ドルです。米国の今の価格は85ドルですので、安い米国から、日本へ輸出すれば業者はリスクなく儲かるので、目先の効く人は誰でも行います。

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