▼▽▼ Vol.414
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佐高信の筆刀両断~左派と右派の間~
2022/10/28
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◆目次
1・筆刀両断 左派と右派の間
2・会えなかった人(40) 「ごめんね・・・」の高橋真梨子
3・雑記
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1・筆刀両断 左派と右派の間
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作家で社会運動家の雨宮処凛は小中学生時代、
イジメに遭い、リストカットなどを繰り返していた。
すべては自分の責任と思い、悩みに悩んでいたのである。
それから曲折を経て右翼団体と接触する。
当時、一部の若者の間で見沢知廉の『囚人狂時代』が熱狂的に支持されていた。
見沢は左翼から右翼に転向し、
右翼運動の中でスパイと疑われる人を殺して12年間獄中にいた作家である。
見沢に会った20歳の雨宮が生きづらさを訴えると、
三沢にこう言われた。
「そんなくだらないことで悩んでいるんだったら、
こういう闘争(成田闘争とか)に目を向けてみろ。
ショボいことで悩んでないで国家に喧嘩を売れ」
自分に怒りをぶつけてリストカットなどをして不毛だなと思っていた雨宮は見沢に、
右翼でも左翼でもいいから会わせてくれと頼んだ。
すると見沢は最初、左翼の活動家のところに連れて行ってくれたが、
言っていることが難しくて全然わからない。
次に右翼の集会に行ったら、
「物とカネしか価値観がないこの国で若者が生きづらいのは当たり前だ。
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