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10兆円の介入も継続の円安 米ドル預金の必要性/旨味が増すシンガポールREIT

花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法 /第80号/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■10兆円の介入をしてもトレンドは変わらない 米ドル預金の必要性/旨味が増すシンガポールREIT こんにちは。シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。 年末恒例ビッグイベント『まぐまぐ大賞2022』の時期がやってきました。ぜひ皆様の1票を入れていただきますとモチベーションになります。よろしくお願いいたします。 https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/form.html?id=0001687882 さて、米国のインフレの行方が気になります。Cleveland Fed Inflation Nowcastによると、自動車の新車・中古車は大幅な下落が見込まれ、コア・インフレ率は横ばいまたは低下すると予想されます。 https://www.clevelandfed.org/indicators-and-data/inflation-nowcasting また、アメリカの転職者の賃金は、7月までの1年間で6.7%と記録的に跳ね上がりました。 https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-08-11/wage-gains-for-us-job-switchers-hit-record-high-over-stayers そんな中で、11月2日に米連邦準備制度理事会(FRB)は4回連続で75ベーシスポイントの利上げを実施する見通しです。 https://www.reuters.com/markets/us/fed-hike-by-75-bps-again-nov-2-should-pause-when-inflation-halves-economists-2022-10-25/ 過去数十年で最も積極的な引き締めサイクルは、これまで以上に大きな景気後退リスクをもたらし、この調査では、1 年以内に発生する確率の中央値が 45%から 65%に上昇したことも示されました。 株式などを取得した場合、20%程度値下がりするリスクも十分にありそうです。購入する場合は時間を分散して少額で買い、5〜10年の長期投資を心がける必要がありそうです。 ■日銀の介入も虚しく、日米金利差から円安が続く 政府・日銀は、21日深夜に続き、週明けの24日にも円買い介入を行ったとの見方が広がっています。 https://news.yahoo.co.jp/articles/cfc5ca1695709f651794edd1dbb79fa9fe8c6bcd 世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏に円安の流れについて10月20日に伺いましたが、円安トレンドは変わらないと断言しています。 「私はもっと早い段階で円安になると予想しており、想像以上に円が持ちこたえており驚いている。なぜなら日銀はずっと前から紙幣を印刷し続けており、これを続けていると比較的早い段階でその国の通貨は弱まるからだ。大量の紙幣を印刷すれば、その紙幣の価値は相対的に弱まるはずだからだ。しかし、今となっては市場参加者は冷静に現実を見始めているように伺える。 円安はどこまで続くかと良く聞かれるが、長期のチャートからも1980年代に175円を上回っていた。その水準に戻る可能性も十分にあり得る。日本は当時より巨額の負債を背負っており、以前より財務状況が悪化しているからだ。最近の円安は日本が金融緩和を続けている中で米国が一気に政策を変更して金利を積極的に上げている事が大きな理由である。」 介入によって一時的に円安のスピードが弱まっているので資産の一部を米ドル預金などに置いておくのも一つでしょう。 米ドル預金をする際には金融機関が倒産しないところを選ぶ必要があります。万一の際には外貨預金は保護の対象から除かれるからです。

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