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パパ活、ギャラ呑み、自家引き、美人局、みんなマッチングアプリ利用で梅毒患者激増の顛末が哀し過ぎ

今市的視点 IMAICHI POV
  • 2022/10/29
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*******************************************************       今市的視点 IMAICHI POINT OF VIEW     金融、経済、政治、企業といった領域でのニュースや     トピックスをテーマに独自の視点で鋭く切り込みます     ツイートアカウント @imaichitaro     よろしかったらフォローもお願いします。             10月28日号 ********************************************************** パパ活、ギャラ呑み、自家引き、美人局、みんなマッチングアプリ利用で梅毒患者激増の顛末が哀し過ぎ 過去2年半、世界的に新型コロナ感染が拡大で、本邦でも 経済活動は相当制限された中で人々が暮らしていくことを 余儀なくされたわけですが、人とのリアルな接点が激減 するなかでネットを利用したマッチングアプリだけは劇的 に普及を遂げてしまったようで、ここへきてその弊害が 次々と明るみに出始めています。へえそうなの?と驚く 方も多いでしょうが、実は周辺を見渡すと既に利用して いる輩も多そうでここからはそれに波及する問題に 注意することが求められるフェーズに入ってきています。 ■新型コロナ感染拡大がもたらした新たなネットによる新たな人との接点 マッチングアプリというものをご存じでしょうか。これ典型 的な和製英語で英米人に言っても全く伝わりませんが、 モバイルアプリを利用して提供されるオンライン恋愛サービス がこれに該当します。米国などではオンラインのこの手の サービスでパートナーを探し結婚に至るカップルは想像 以上に増えているといいます。勿論本邦でも広範にパートナー を探し付き合って結婚に至ることを想定して始まったサービス なのですが、本来の趣旨で利用しようとするまじめな顧客 もいる半面、全然別の目的で登録利用して来る向きもあり 相当大きな問題になりつつあるようです。 ■マッチングアプリ利用によるトラブルは続発 この手のマッチングアプリはほぼ有料ですから真剣な利用者 が多いようにも思われるのですが、実態としては別のことに 真剣に取り組んでいる利用者が激増していることに呆れさせ られます。 一つ大きな市場はどこかの議員の行動でも話題になったいわゆる パパ活で、呼び名を替えているで結構緩いイメージではあり ますが、実態は援助交際、ネット利用の自家引き売春が主体で あり、完全にそれで生計を経てている女性もいると聴きます。 またキャバクラやクラブで働いていたのに店が閉鎖されて行き 場を失った従業員の女性が、カネを貰って相手の奢りで飲食を するというギャラ呑みの相手探しにもつかっているようで需要 は想像以上に旺盛なようです。当然女子大生などが裕福なおじさん と付き合って性交するかどうかは別としてもカネを無心すると いう本来のパパ活フォーマットもありますが、アプリ上では こうした様々な需要の向きが混然一体となって登録利用して くるわけですから危なさ満点でとくに男性の利用者がそれを どこまで判って利用しているのかも大きな問題です。 あまり外には情報がでて来ませんが、マッチングアプリで 出会った女性に連れられて知り合いの飲食店に行ったら ぼったくりだったとか、ホテルに行ってみたらいきなり怖い お兄さんの美人局が登場して法外のカネを巻き上げられた などということは相当多いようで、純然たるパパ活の女性 でも相手の裕福なおじさんの持っていた高額腕時計を失敬 してお縄頂戴になったなどという間抜けな話は後とたたない ようで社会的に高い地位にある男性の場合あえて外に問題 がもれないようにカネで解決しているケースも多く、仕掛け る側にとっては実においしい市場になっていることが窺われる ところです。 ■極めつけは御病気の感染蔓延で感染年齢がその実態を物語る まあここまでの事ならしょうもない話だと一笑に付して終わる こともできるのですが、問題はここからで性感染症の一つで ある梅毒の今年の感染者数が10月23日までで全国で1万 141人に達し、集計が始まって以来初めて1万人を超えたと いう報道が出回っています。2020年には一旦減少したのです が21年から急激に増え始め今年さらにその数が増えている点 が非常に気になるところです。 いくつかの調査を見ても最近の若者は付き合っている人がいない 、性交をしないという数が激増していますから風紀が乱れて 性病がまん延しはじめたと考えるのには無理があり、やはり この手のマッチングアプリを使ったヘビーユーザー同士が広範 に御病気を拡散いていることが予想される状況です。とくに 年代別の感染者数でいいますと男性は20代からはじまって 30代、40代が非常に多く50代、60代はそれよりも低くなって いますが女性に比べるとその数は倍以上、ダブルスコアで推移 しています。一報女性のほうは20代がダントツに多くほぼ7割 近くがこの年齢で30代がそれに続いています。 断定は禁物ですが、この手のアプリで稼ぐ女性は圧倒的に20代 の売り手市場の年齢層が多く、しかもそれで稼ぐ向きはかなり 不特定多数を対象として御商売されているようで男性は上から 下までの世代で御病気をうつされていることが見えてきます。 天罰覿面と言ってしまえばそれまでですが、ネットとスマホの 普及がこんな形で大きな問題を発生させることになるとは だれも思っていなかった状況で、利用者はそのリスクを正確に 把握する必要がありそうです。 ■絶好のタイミングで登場するファイザーの梅毒治療薬 おまけの話として驚くのはコロナワクチンでおなじみのファイザー がこうした事態を事前に見越していたのか2022年1月発売開始 に新梅毒治療薬「ステルイズ」を発売していることです。 この薬は海外では70年近く前から使われ、梅毒治療の標準治 療薬として用いられており、有効性や安全性は確立していると 考えられているそうですから直近の事態にあわせて急に開発が 進んだものではないようですが、早期梅毒の場合には一回で 治療が完結するそうですからやましい過去をお持ちの方で病気 の心当たりのある方は早期に医者の診断を受けることが肝要 です。性病の場合妻帯者は家族をも巻き込むリスクが高まり ます。パパ活おやじのせいで一家梅毒ではなもげら全滅など ということがないようにしたいもので、マッチングアプリ 利用者はここまで深いリスクが背後に忍んでいることを事前 に認識する必要があります。折角コロナで生き延びても 梅毒でアウトでは洒落になりません。

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