【驚愕の事実】
「金ちゃん、一緒にやろうよ、東京に出てこいよ、当分は俺の部屋で暮らして、儲かったら部屋探せばいいじゃん」
その言葉で、みつおは東京行きを決めたのだった。
東京でビジネス
何かドラマみたいでワクワクしていた。
何度も自分で考えたビジネスで自衛隊を辞めようとしては引き止められてきたが、今回は違った。
浅はかなみつおが考えた商法ではなく、プロが作って実際に運用しているビジネスに参入するという形だった。
ドラマのような船旅で快調に事はすすんでいた…
はずだった。
しかし、友達のマンションに着いて驚愕な事実を明かされた。
「金ちゃんごめん、実はさ実家の牛乳屋が大変なことになって、急遽実家に帰って牛乳屋を手伝うことになったんだよ、だからマンション引き払っちゃってさ、ごめんだけどしばらくここに住んでくれない?」
連れてこられたのは、なんと友達のマンションではなく、友達のお姉さんのマンションだった。
「えー?」
「はじめまして、金ちゃん話は聞いてるよ、沖縄からバイクで来たんでしょ、凄いね」
「あ、はじめまして、あ、はい、よろしくお願いします」
紹介されたのは一つ上だという友達のお姉さんだった。
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