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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4427号 令和4年10月28日(金)発行
発行部数 11,506 部
【早起きをしてせっせと善いことをする】
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【早起きをしてせっせと善いことをする】
本章は、上章に「章を成す」といったのをうけて、
その工夫について述べたものです。
中でも
「鶏の鳴き声とともに起き出し、せっせと善いことをする」
という一語が最もよくそれをいい尽しており、
「章を成す」ための工夫は、
これ以上につけ加える必要がありません。
かつ本章の善を為すと利を為すとの区別は
次章の楊子や墨子に対する批判の前提としたものです。
すなわち楊子のいう為我の説は利をなすものに似ており、
墨子のいう兼愛の説は善をなすのに似ています。
朱子の註に
「鶏の鳴き声とともに起き出しても、
まだ起きたばかりで、物事に接していない時には、
どうして善をしたらよいのか、
というある人の疑問に対し、
程子は、ただ敬を主とするならば、
これが善をなすことに外ならない、と答えた」
とありますが、このような意見は、
この上ない観念論で、具体性を欠いています。
ということを約150年前の日本において、
政治犯として牢屋の中にありながら、
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