メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

221030 ビジネス知識源プレミアム:増刊・改行版:金融危機を決めるのは株価より、住宅と債券価格

ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■   <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月:税込):Vol.1280 <Vol.1280号:金融危機を決めるのは、                株価より住宅と債券の価格>   2022年10月30日:【概要】 1) インフレで金利が上がると、債券の価格は下がる。債券の売買 は、株の30倍以上ある(日本では110兆円/日:株は3兆円/日)。株価 は注目されるが、金融機関の間の債券の売買は一般には知られていな い。 ・金融機関の資産である債券の価格が、およそ15%下がると、自己資 本がなくなり金融危機になる。債券とは国債(最も多い)、社債、住 宅証券などである。 ↓ 2)しかし国債は時価評価されない。22年10月で16.7%下がった米国 債(30兆ドル:4350兆円:海外が7兆ドルを保有)は、今はまだ金融 機関の簿外債務になっている(含み損は推計4.35兆ドル:726兆円)。 ・金利が更に上がり債券価格が下がり続けると、6ヶ月後くらいから 次第に露見し、自己資本を失った銀行へのレポ金融(債券担保の短期 借り入れ)が停止されていく。 ・リーマン危機で起こった金融危機と同じである。クレディスイスの 損失も金利が上がったドル・ユーロ国債価格の下落から起こった。英 国でも、類似の症状の年金危機が起こった(22年9月)。  市場は、ハード・ランディングはないとしているが、現在の含み損 はそれに近づいているだろう。メディアの報道は、これを捉えていな い。 ↓ 3)現在、世界の債券市場は、FRBの利上げ(6か月で+3%)により、 価格の下がった債券の氷山が流れ込み、凍っている。 ・下がった国債の売買が、極めて薄い状態である。 ・下がった国債を売れば、損失が確定するので売れない。 ・これがマネーの流動性の低下であり、国際的な取引が最も多いドル の不足を生んでいる。 4)銀行間の短期借り入れであるレポ金融で借りるドルが、砂浜のよ うに、干上がってきた。 ・この状態も、まだ世界には、知られていない。 ・銀行とファンドだけが知っていて、トレーダーは画面の価格の眺め て黙しているだろう。 ・売れば巨大な損失が確定し、売ることができない。 ・押すことも引くこともできないのが、現在の債券市場である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 論考/業務の案内     http://www.cool-knowledge.com/

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
  • ●最新かつ普遍的なビジネスの成功原理と経済・金融を、基礎から分かりやすく説いて提供 ●時間がない、原理と方法の本質を知りたい、最新の知識・原理・技術・戦略を得たいという方に ●経営戦略・経済・金融・IT・SCM・小売・流通・物流を、基礎から専門的なレベルまで幅広くカバー ■新規申込では、最初の1ヶ月間が無料です。
  • 660円 / 月(税込)
  • 毎週 水曜日