「未来予想図超会議 (尾原和啓さん×けんすう) NFTからお絵かきAIまで(中編)」
2022/11/01
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こんにちは!
今日も「未来予想超会議」という大げさなタイトルの割に、評論家の尾原和啓さんとZoomでダラダラ話しただけの会の書きおこしを掲載します。
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NFTコミュニティの重力と価値のつくり方
けんすう:一方で、NFTの話とかもしてみますか?
尾原:そうですよ。「marimo」で、1時間で2,000万円を売った男でしょ?ってことは、1日24時間で2.4億円売れちゃって、365日で700億円くらいの売上が出ちゃうということですよね。
けんすう:めちゃくちゃ適当な計算をしないでください!
知らない人のために言っておくと、「marimo」というNFTをやっておりまして。NFTって、画像が売れるとか、所有権があるといった間違ったイメージで捉えられがちじゃないですか。
尾原:はい、そうですね。
けんすう:『これからのNFT』という本によると、NFTは構造的には3レイヤーくらいあるらしいです。
その3つとは、インデックスデータとメタデータとコンテンツデータ。
インデックスデータは、要は「このデータをこの人が持っている」みたいなものですね。
尾原:唯一性を証明するものですね。
けんすう:そうです。で、メタデータは「marimo」でいうと、パワーとかスピードみたいなデータを持っているんです。
尾原:さっきのお絵かきAIでいう「プロンプト」みたいなものですね。
けんすう:そうですね。そういったものを持つこともできると。そして、marimoの画像はコンテンツデータというところに格納されている感じなんですが。
ただ、NFTのそんな仕組みの話は実はどうでもよくて、「人間が虚構をどれだけ信じられるか」がポイントかなと思ったんですよ。
画像データって、コピーが簡単なので今まで「所有する」「育てる」ものとして、みんな認識できしづらかったのです。もちろん、ゲームとかで成長ゲームとかがって所有感を持てたりはするんですが、それは「スマートフォンと、そのアプリで没入させる」という環境が必要だったかなと。
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