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セクシー心理学GOLD 2022-11-02
第707曲
マリガン習慣術
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こんにちは。ゆうきゆうです!
今夜はこんなお話をお届けします。
◆ 最高の習慣術!
あなたは何かを継続するのが得意でしょうか?
または苦手でしょうか?
今回は、継続力を極め、何かを積み重ねていくための方法を教えましょう。
◆ マリガンとは?
さてみなさんは「マリガン」というものをご存知でしょうか?
いわゆるゴルフ用語で
「最初の一打で失敗したら、それをノーカウントとしてやり直すことができる」
というものです。
いえ、やり直すことができる、といっても、別に公的にこう決まっているわけ
ではありません。
「あ、失敗した! よし、今のはマリガンで!」
「しかたないなぁ、ハハハ」
みたいな雰囲気で、仲間内などでなぁなぁに運用されるレベルの話です。
プロの試合などでは間違っても使われません。
名前の由来には色々な説があります。
代表的なのは実業家のデイビッド・マリガンという人物がいて、ゴルフをプレ
イした際に、
「最初の一打が気に入らず、試しにもう一打を打ってみたところ、素晴らしい
当たりだったので、そっちを第一打とした」
というエピソードがあり、そこからマリガンと命名された、というもの。
それだけでここまで長年使われているのって、ある意味かわいそうな気がする
んですけども。
ちなみに元大統領のビル・クリントン氏は、このマリガンの達人(いい意味で
はないんですが)で、それをもじって「ビリガン」と呼ばれていたそうです。
これも嬉しくない呼称です。
何にせよマリガンとは
「失敗を許す」
くらいな意味合いで使われているわけです。
さてこの言葉、実は何かの習慣を継続するに際して、何より重要な意味を持つ
のです。
◆ マリガンこそが最強!?
実は心理学者マリッサ・シャリフは、数百名を対象にして、こんな実験を行い
ました。
まず彼らに、自宅で「一週間にわたって面倒くさい作業」を行わせました。
その際にABCの3つのグループに分けて、次のように命じました。
A「7日間、毎日必ずその作業を行ってください」
B「7日間のうち、5日だけ行ってください」
C「7日間毎日その作業を行ってください。ただし2日まで休んだとしても構い
ません」
すなわちAは完全を求め、Bは最初から目標をゆるめ、Cは「イレギュラーの
休み」を許したわけです。ある意味「マリガン」です。
さてこのとき、どうなったと思いますでしょうか。
実は、目標達成率がもっとも高かったのはC。
53%が目標を達成しました。
そしてBは26%、Aは21%しか目標を達成することができませんでした。
そうです。
マリガンこと、「完璧を目指しつつも、失敗したら許す」という方式こそが最
強だったわけです。
これ、面白いと思いませんでしょうか。
特にBの「最初から目標を低くする」というのは、そのマリガンと非常に近い
ように思えつつ、結果を見ると、達成率が低かったわけです。
最初から低いところを狙うのではなく
「完璧を求めつつも、できなくても許す」
という形こそがベストというわけですね。
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