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雇用統計の見通し 予定通りの予測(笑)

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2022/11/04
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雇用統計の見通し 予定通りの予測(笑) おはようございます。 きのうは文化の日。日本各地で晴天に恵まれ、どこの観光地も盛況だったような気がします。そういったなか、日本各地をふらふらと放浪しているのですが、訪問した地域の女子がずいぶん変わった言葉をお話するよね、なんて思いながら、楽しんでいました。お前の言葉も、各地の言葉がごちゃまぜになっていてかなり変、頭が変な奴は言葉も変、とかちっともロジカルではない、暴言を吐き続ける私の周囲(笑)。いいのです。これで私の周囲は通常運転ですから。それをいわれて喜ぶ角野も通常運転。ド変態の世界、とか言わないように(笑)。 ■FOMC声明 みなさんがおかしいよね、と思うのはパウエル議長の発言の中での「インフレはより進化をしている」というところだと思います。 まず、CRB指数は一時、年間で30%以上上昇していましたが、現状では18%ほどの上昇にとどまっています。この数字をみただけでもインフレは抑制的になっている、と考える方が多いと思います。 具体的には、原油価格は一時100ドルを超えていましたが、現在は85ドル近辺なのだから、インフレは鎮静化しているのではないか、と短絡的に考えてはいけません。 これは、去年もこの冬が始まる前にバイデンが石油の戦略備蓄を放出したりして、去年も相当なインフレがこの時期に進行していました。その高いインフレ率と比較して、さらに、8パーセントも物価が高い状態が続いているのですから、議長がインフレが進行している、というのは当然の話です。 参考までに、バイデンが石油の戦略備蓄を放出などしても石油価格は下がらないよ、と去年から私はいいましたが、その通りの結果です。100ドルから85ドルだから15%も高いじゃねぇーか、とお口の汚い方々はいうかもしれません。お上品な角野はそんなことはいいません、冗談です・・・。そんなことばかり言っているから「いじめ」にあうんだ、と思う方も多いと思いますが、その通りです(笑)。冗談はさておき、石油は15%下がったかもしれませんが、ドルが20%上昇しています。差っ引きで5%の値上がりです。 つまり金利を引き上げても、ちっともインフレが後退しているということはなく、むしろ、インフレが進行している、というのが現状なのに、専門家である金融関係者のほとんどはインフレが後退していると叫んでいるのです。こういうレベルの人たちの話を聞いても仕方がない、のです。100ドルから85ドルに下がっているからインフレ後退ではないのです。同時に通貨もみなければいけないのです。原油を仕入れするのにはほとんど、西側ではドル建てです。ドルを手に入れるためには20%多くのドルを購入しなければいけない、日本であればドル円が30%下落しているのですから3割増しの原油価格なのです。 そういう中、ロシアはルーブルが10%ほど上昇していますので、原油を輸入するのであれば10%ディスカウントになっているのです。インドや第三世界に輸出する際に、価格をディスカウントできるのはこのためです。西側の制裁というものがいかに効果のないものなのか、よくわかると思います。ドル基軸世界からの放逐だけが制裁で効いたことかもしれませんが、そのほかのほとんどは効果がありません。 これは何を意味するか、といえば、金融専門家のアドバイスに従って政治家はさまざまな政策を判断していると思いますが、その金融専門家が私から言わせればアホなことばかり言っていますので、政治家の政策など明後日の方向に行くのです(笑)。つまり、インフレ政策の対策はほとんど、日本も、アメリカも間違いだらけで、これでうまくいくと思っている方がおかしいのです。 FRBの決定的な間違いは、QTをもっと強化しなければいけないのに、金利ばかりを上げていること、金利の引き上げと、金融緩和の廃止を同時に、強力に進めないとインフレは収まらないのはわかっていることです。私がみている限り、まだまだインフレは進行するよ、ということです。

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