辛坊治郎メールマガジン　第６０７号　１１月４日発行「国民年金の加入期間」

────────────── 目次　　 1.国民年金の加入期間 　 2. ハイパー駄洒落クリーター 　Ｎ氏のダジャレ日記 3. 週刊物欲情報 4. 近況 5. 編集後記 ────────────── 　国民年金の加入期間が 5年間延長されそうです。 今まで公的年金は 20歳から60歳まで 40年間掛け金を払い、 60歳から死ぬまで 年金を受け取るのが基本設計でした。 ところが想定以上 （と言うより、むしろ想定通りです。） に年金受給世代の寿命が延び、 掛け金を払う現役世代の数が減って、 制度の修正を 余儀なくされているんです。 　現行年金制度の基本的思想は、 40年間掛け金を払う事で 20年間年金を受け取ることです。 こうすることで、 将来の物価変動などに関わらず、 いつの時代の高齢者も 現役世代の収入の半分を 年金で受け取ることが出来ます。 考え方としてシンプルですよね。 「年金は持続可能」と主張する人々は、 この基本構造を 「持続可能」と考えている訳です。 この基本思想は応用が簡単で、 寿命が延びた場合、 50年間掛け金を払って 25年間年金を受け取る制度に変えれば、 同じ制度設計で 年金は現役世代の50％、 つまり平均給与の半分の金額を 受け取れることになります。 数学的前提として、 どの時代も